知られざる松阪市のご当地グルメ「鶏焼き肉」@四ツ谷『鶏焼肉のんき』

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しポイント
・松阪市のソウルフード「鶏焼き肉」が都内で食べられる

・牛肉の焼肉よりヘルシーでリーズナブル

すすめのシチュエーション
・大人数でワイワイと

・ひとり焼肉も可能

 三重県松阪市のグルメといえば、言うまでもなく「日本三大和牛」の一つとして数えられる高級黒毛和牛「松阪牛」。

…ですが、今回紹介するのは牛肉ではなく鶏肉。松阪市民に愛される大衆的なソウルフード「鶏焼き肉」をご存じでしょうか?

 畜牛のみならず養鶏も盛んな松阪市郊外では、高齢になり卵を産まなくなった鶏を七輪焼きにして豆味噌につけて食べる習慣が昭和期からあり、これが「鶏焼き肉」のルーツとされています。

 松阪市内には鶏焼き肉の専門店があり市民に親しまれているほか、近年ではB-1グランプリに出場するなど町おこしや地域活性化と鶏焼き肉が結びつけられて徐々に全国でも知名度を上げてきています。

 東京・神奈川を中心に店舗展開する『もつ焼のんき』の系列店で四ツ谷の『鶏焼肉のんき』で、都内に居ながらにして「鶏焼き肉」が食べられるとの事で伺ってみました!

 カウンター席は各席にコンロが置いてありセルフで焼いていく方式。コンロは外側が火力が強いので、まず鶏肉の皮目を外側で焼いてから内側で身を焼いていくそうです。

 店員様からかなり丁寧にレクチャーしてもらえるので誰でも美味しい鶏肉を焼くことができちゃいます。

目次

『鶏焼肉のんき』で注文したもの

・キャベツ (お通し)
・冷たいレバニラ玉 ¥680
・親もも若もも食べ比べセット ¥990
・激辛ヤンニョム鶏 ¥680
・肝(レバー)  ¥480
・ホッピー(白) ¥590
・シャリ金梅  ¥550

 注文は卓上のタッチパネルからするシステム

冷たいレバニラ玉

 鶏が焼きあがるまでの間に肉刺しを楽しみます。かなり映えるビジュアルですね~

 低温調理したレバーに胡麻油入りの甘じょっぱいタレ、大量の刻みニラと卵黄に合わせてあります。

 レバーはトロトロに柔らかく咀嚼するとネットリとした舌ざわり。ガツンとしたニラの風味とまさにベストマッチで「鬼に金棒」。

親もも若もも食べ比べセット

 店名物との事で注文してみました。向かって右側が親鶏、左側が若鶏。

 中央には伊勢神宮外宮近くで文化十三年(1816年)から200年近く営業している老舗味噌『糀屋』の豆味噌。

 たっぷりと豆味噌に肉を絡めて教えてもらった方法で「親鶏」のももを焼いていく。各席のコンロ真上に排煙ダクトがあるのでモクモク感もなく快適。

 親鶏の方はコリコリとした強い歯ごたえがあり咀嚼すると旨味が強め。豆味噌は塩分の尖りがなくコクと甘味があって美味しい。

 一方の若鶏の方は前歯がいらないんじゃないかと思うほど柔らかく優しい食感。歯を立てるとスルッと素直に歯切れしていく感じ。自画自賛したくなるほど皮目はパリッと焼くことができた。親鶏に比べると淡泊で後味がさっぱりとしている。

 親鶏と若鶏で同じ部位でこんなにも違うのか。食べ比べて実感が得られるのがすごく楽しい。

 鶏焼き肉を食べ終えたレバニラ玉のタレにつけて食べてみた。卵黄のコクとまろやかさが加わって美味。

激辛ヤンニョム鶏

 変わり種メニューの鶏焼き肉「激辛ヤンニョム鶏」が気になって注文してみた。

 部位が「せせり」「えんがわ」「若もも」と選ぶ事ができ、「えんがわ」(砂肝の外側の部位)にしてみた。

 ネーミングからしてコチュジャンがベースのヤンニョムチキン味なのかなと思ったら全然違った。

 ヤンニョムチキンみたいな甘さと辛さが入り混じった味ではなく、唐辛子のカプサイシンの辛さがド直球ストレートにくる感じ。デスソースとかスコヴィル値高めの激辛調味料に近い感じの味付け。

 ただ辛い中にも鶏肉のうま味が感じられるので肉の質はいいんだろうなと思った。

肝(レバー) 

 こちらは味が選べます。塩味でお願いしたところ「味が変わるので」と店の方がコンロの網を交換してくれました。対応が細やかで好感度高め。

 かなり大きなレバー。これが四ツ谷という立地で税込み480円は安い!

 粗挽きの塩胡椒がふってありガツンとした味わい。ぷるんと弾力感豊かな食感で最高でした。

シャリ金梅

…なぜ珍しくもないキンミヤ焼酎のフローズン「シャリキン」をわざわざ紹介するかというと、キンミヤの製造元である宮崎本店は三重県四日市市の蔵元だから。三重グルメの「鶏焼き肉」にはキンミヤのペアリングですよ。

 ちなみに豆知識ですが、関東から遠く離れた三重県の焼酎がなぜここまで首都圏でメジャーになったのかご存じでしょうか?
 その背景にあるのが、大正十二年(1923年)に発生した関東大震災。当時、東京で販路を拡大しつつあった宮崎本店はこの凶報を受けて店を挙げて被災者支援を決断。酒を輸送する樽廻船に支援物資を満載して被災した得意先の酒屋を無償で助け、この義理人情に富んだ行動が酒屋の心をつかみ関東にキンミヤが定着するきっかけとなったそうですよ。

 こうしたウンチクを知っていればこそ「鶏焼き肉」でキンミヤを嗜む楽しみもひとしおというもの。おいしく楽しくいただきました。

あとがき

 以上、『鶏焼肉のんき』でした!黒毛和牛の焼肉ではなく鶏ゆえにリーズナブルに比較的ヘルシーに焼肉を楽しみ満腹になりましたね。四ツ谷で肉料理といえば個人的に『たん焼 忍』がお気に入りなのですが、新たな優良店を知る事ができました。

 今回はパスしましたが「鶏そぼろ丼」や「鶏白湯汁そば」など〆の鶏メニューも豊富だったので次回機会あれば試してみたい。

メニュー表のギャラリー

 タブレットの液晶画面のメニューを撮影しているため見づらいです。申し訳ありません。

お店の基本情報

項目内容
店名鶏焼肉のんき(とりやきにく のんき)
業態鶏焼肉・焼肉・鶏料理専門店
所在地東京都新宿区四谷三栄町3-10 ルネ三栄町 1F
アクセスJR 四ツ谷駅 徒歩5分程度
電話番号03-5357-7062
営業時間
‐ 月〜木:11:30〜14:00 / 16:00〜23:00
‐ 金:16:00〜23:00
‐ 土・日・祝:12:00〜23:00
定休日不定休
席数・タイプ総席数48席。テーブル席・半個室(2〜4名)・完全個室(6〜8名)・カウンター席あり。座敷/掘りごたつもあり。
禁煙/喫煙全席禁煙
支払い方法各種クレジットカード利用可(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners 等)
駐車場無(近隣にコインパーキング等あり)

『鶏焼肉のんき』への行き方

 地下鉄四ツ谷駅の2番出口より下車。

 コモレ四谷前の三栄通りを西(四谷荒木町方面)へ歩きます。道沿いに『鶏焼肉のんき』があります。

 所要時間は徒歩約5分ほど。JRからも同じ距離感です。

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