
本日紹介するのは京急本線の汐入駅近くの『本牧家 横須賀店』。かつて「家系ラーメン御三家」と呼ばれた本牧家の屋号を現代に残す唯一の店です。
その歴史をたどると家系ラーメンの発祥にして総本山『吉村家』の2号店として、1986年に横浜市中区本牧間門に開業したのが『本牧家』。後に本牧家の店長だった神藤隆氏が独立し神奈川区六角橋に『六角家』を開業、吉村家・本牧家・六角家は「家系御三家」と呼ばれるようになります。
1999年に本牧家は横浜市港南区・環状2号線沿いの下永谷へ移転。この下永谷時代に『寿々喜家』、『川崎家』、『千葉家』、『末広家』など現在でもよく知られる数多くの有力店を輩出しています。そして2006年に汐入に開店したのがこの『本牧家 横須賀店』だ。
その後、2023年に下永谷の店が閉業したため、この横須賀店が「本牧家」屋号を現代に伝える唯一の店となっています。
平日の午後7時頃に訪問して行列なし。すんなり入店し着席。ちなみに汐入は駅から徒歩5分ほどの場所に米軍横須賀基地があり迷彩服に身を包んだ軍人の方の姿もチラホラ。『本牧家 横須賀店』のすぐお隣がCoCo壱番屋で何人もの軍人や軍属、そのご家族とおぼしきお客さんがいらっしゃってました。ココイチは在日米軍の間で絶大な人気があると聞いた事があったのですが、実際にその様子が見れて興味深かったです。

ちなみに昨2025年に復活&リニューアルオープンした『六角家』も以前レビューしているので合わせてご一読を!
『本牧家 横須賀店』で注文したもの
・ラーメン(並) ¥950
・チャーシュー ¥350
券売機制。支払い方法は現金のみなので注意。
ラーメン(並)、

「麺かため」で他はデフォで注文。吉村家からはじまる家系ラーメンの伝統である「先をクイッと上に折り曲げた平ざる」で麺の湯切りをしていく店主。チャーシューは完成前に塊肉からカットして提供。
色味は淡い褐色でガツンと濃い柏の『王道家』とはビジュアルが異なりますね~


鶏油(チーユ)は比較的サラリとしており粘性低め。「ガッツリとコクを出すために鶏油が使われている」というより香り付け程度の位置付けに感じられ意外と重くない。ベースとなる豚骨も中程度の濃さカエシの醤油も家系としては塩分濃度が抑えられており、それゆえに豚骨の出汁感の方が引き立って前面に出ている感じ。
口コミを見ていると「クラシックでバランスがとれた家系」という評がチラホラあったのですが納得。どこか素朴で懐かしさを感じる味わい。東京の『武蔵家』『武道家』のようにガツンと濃い家系と比較するとかなり方向性が異なり面白いです。

麺は酒井製麺製の中太麺。「固め」で注文したが意外とホワホワした食感に感じた。ひょっとすると、この店のデフォルトが他の家系より少し柔らかめに設定してあるのかも。


チャーシューは脂身感の少ない煮豚。しっかりとした繊維質の食感で噛み応えあり。

ほうれん草のビター感とまろやかな豚骨スープのコンビネーションを楽しむ。

卓上には胡椒、辛子味噌、刻みニンニク、生姜のトッピング類。上述の通りどちらかと言うと滋味深いスープなので生姜の清涼感とも相性がよかったです。
あとがき
以上、現代に家系御三家の屋号を受け継ぐ『本牧家 横須賀店』でした!
ガツンとした背徳感すら感じる濃厚さはないものの、後味のさっぱりとした素朴でライトな家系を楽しめる店。「軽めの家系」がお好きな人ならば同じ京急本線沿線の金沢文庫の『金八家』ともどもオススメできる店かなと思います。
ぜひお試しを!

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お店の基本情報
店名
本牧家 横須賀店
住所
〒238-0041
神奈川県横須賀市本町3-33-3
アクセス
京急本線「汐入駅」から徒歩約3分
電話番号
046-827-8807
営業時間
11:00~23:00
定休日
不定休(月曜日が多い)
席数
12席(カウンター席のみ)
喫煙
全席禁煙
駐車場
なし
※近隣にコインパーキングあり
支払い方法
現金のみ
予約
不可
『本牧家 横須賀店』への行き方

京急本線の汐入駅の海側の出口より下車します。

駅前のロータリーを直進し北へ。国道16号線とぶつかったら右折して200mほど進むと『本牧家 横須賀店』があります。駅からの所要時間は徒歩約3分程度です。
JR横須賀駅からも徒歩圏内です。

