近年、インバウンドの外国人観光客から大人気の築地の飲食店。
ですが、歴史を辿ってみると市場で働く関係者が仕事終わりの憩いの場として利用してきたという一面もあり、豊洲に卸売市場が移った現在でもモーニング営業をしている店が多い。



当サイトでも『きつねや』、『長生庵』、『鳥藤分店』とこれまで3度に渡り魅力ある築地モーニングを紹介してきた。

本日紹介する1960年代創業の『とゝや』(ととや)も朝10時から炭火焼鳥が楽しめる。

テーブル席が数卓並ぶ店内。ソーシャルディスタンス仕様でテーブルの中央にはパーテーションが置かれている。
老舗ではあるが、よく手入れされており店内は清潔。居心地も良い。
『ととや』で注文したもの
・つくね丼 ¥1350
丼ものは以下の3種
・焼鳥丼(もも5枚、ぼんじり1枚)、
・つくね丼(もも肉3枚、つくね3枚)
・サービス丼(もも肉3枚、つくね2枚、鶏スープ)
飯なし焼鳥のみの「平焼」や「煮凝り」もあり朝から焼鳥をアテに軽く飲む事もできそうだ。
つくね丼

注文から約15分で着丼。香の物つき。

アップで。他店の串焼きの焼鳥よりも一回りほど大きくボリューミーだ。
丼の表面から漂う炭火の薫香感がよい。


大ぶりなもも肉。咀嚼するとぶりんとした豊かな弾力感と歯ごたえ。最初はジューシーさ、次第に脂とコクを感じられて美味。
タレは甘辛を基調としつつも野暮ったさのない素朴な薄味。後味も比較的サラリとしておりその分、鶏肉自体がもつ風味にフォーカスがいきます。
刻んだ海苔もいい仕事をしており上品な磯の香りがしてきますね。


形・大きさ・色が焼き豆腐のような「つくね」。
表面はしっかり焼き目がつけてありパリッとした食感で、内側にかけては粗びきの鶏肉のゴロゴロとしたテクスチャーを感じられる。
ユニークなのは刻んだ蓮根が中に仕込まれており時折感じるシャキッとした食感が楽しい。
「つくね」のアクセントに軟骨を入れる焼鳥店は多々ありますが、蓮根って珍しい気がします。

卓上調味料も山椒、七味、柚子胡椒、タレと多種多様。
「つくね」に柚子胡椒の組み合わせが個人的にツボでした。

さっぱりした浅漬けで美味しい香の物。
ご馳走様でした。
あとがき
以上、『ととや』でした!
インバウンドの外国人観光客がガンガン押し寄せる店、というより比較的ご年配のお客様が朝からビール片手に焼鳥をつつく比較的落ち着いた店という雰囲気でした。
朝から炭火焼鳥を楽しめる築地モーニングの魅力をさらに感じる訪問でした。ぜひお試しを!
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お店の基本情報
📍 店舗基本情報
- 店名:とゝや(読み:ととや)
- ジャンル:丼もの(焼き鳥丼・つくね丼)
- 電話番号:03‑3541‑8294
- 住所:東京都中央区築地6‑21‑1
- アクセス:
- 東京メトロ日比谷線「築地駅」徒歩約4‑7分(300–375 m)
- 都営大江戸線「築地市場駅」徒歩約6‑9分(440–560 m)
- 有楽町線「新富町駅」徒歩約8分(620 m)
- 浅草線、日比谷線「東銀座駅」徒歩約6分(500m)
🕒 営業時間・定休日
- 営業時間:月~土 9:30~14:00(または10:00~14:00、ラストオーダー13:30)hotpepper.jp+10tabelog.com+10r.gnavi.co.jp+10
- 定休日:日曜・祝日
「ととや」への行き方

東銀座駅6番出口より下車。

晴海通りを築地、勝どき方面へ

築地4丁目交差点から築地場外市場を通過。

『ととや』に到着。東銀座駅から徒歩約6分ほど。
築地駅、新富町駅、築地市場駅、銀座駅も徒歩圏内です。