
本日は2025年7月14日にリニューアルしたばかりの家系ラーメン『六角家』。セブンイレブンで同店のカップラーメンが販売されていた事もあるので名前をご存じの方も多いのではないでしょうか?家系ラーメンの有名店です。
そのルーツをたどると家系総本山にして家系発祥店の『吉村家』の吉村実氏に学んだ故・神藤隆氏が、1988年に独立して神奈川県横浜市神奈川区六角橋に『六角家』を構えたのが始まり。『六角家』は家系ラーメンの黎明期を支えた店として、『吉村家』『本牧家』とともにファンから「家系ラーメン御三家」に数えられるように。
最盛期には六角橋の本店のほか、羽田店、戸塚店、海老名店、船橋店、御徒町店など県外にも支店を展開していたのですが経営悪化により徐々に支店を減らし2017年10月には本店も閉店。2022年には神藤氏も死去します。
新横浜のラーメン博物館内に企画出店している『六角家1994+』を除くと、2025年時点で常設の実店舗として唯一残っていた最後の六角家が戸塚店。この戸塚店が2025年6月に閉店しトツカーナモール内に移転リニューアルしたのが今回紹介する『ラーメン六角家』となります。
このような経緯で此処が現存最後の六角家の実店舗だったためか、今回の移転リニューアルに際し“戸塚店”という名称が外れたようですね。
オープン当初は相当な行列だったようですが、ピークタイムを外して平日の夕方ころに伺ってみると特に待機列もなくすんなり入店できました。
『ラーメン 六角家』で注文したもの
・チャーシューメン ¥1100
券売機制で現金のみ利用可能なため注意
チャーシューメン

海苔3枚、チャーシューが4枚、ほうれん草という構成。食券を渡してから5分ほどで着丼。
家系ラーメンとしては「あっさり」だと言われる六角家のスープ。そのあっさり感を最大限に味わうためスープはいじらずに麺だけ「固め」で注文。
この後、連食する予定だったので六角家名物のサイドメニュー「キャベチャー」はパスしました。

スープ表層を覆う家系ラーメンのアイコンたる透明な鶏油(チーユ)。油がスープに蓋をして保温効果を発揮しているためかやや温度熱めです。
ファーストタッチはまろやかでコク深い鶏油の味わい。続いてスープはケモノ感やエグみ、雑味がなく豚骨のうま味成分がダイレクトに伝わってくる。カエシは凛とした塩気があるものの醤油醤油しすぎず後味さっぱり。
「あっさりとした家系」という情報は間違いないようだ。

家系ラーメンでおなじみの酒井製麺製の中太平打ち麺。いつも通りのむっちり感とすすった時の麺のストロークの短さ。芯をほんのり残したアルデンテな茹で加減もよき。


スープの塩加減に対して海苔の磯の風味や、ほうれん草の葉物野菜特有の苦みが引き算として作用。イイ感じのアクセントになってくれますね。


チャーシューはバラ肉かな?厚みは標準的。大きな脂身がついており甘味を感じさせます。


卓上調味料は生姜、にんにく、粗挽き唐辛子、酢、胡麻。
生姜を入れると清涼感と薬味感が加わり鶏油たっぷりのスープがこざっぱりと変化。大変おいしゅうございました。
あとがき
以上、『ラーメン 六角家』でした!
歴史の長い家系ラーメンの中でもクラシック系かつ御三家とされる味を堪能してきました。色々食べ歩いて店ごとの個性が分かってくるにつれ、家系ラーメンの奥深さを感じてしまいますね。
こうなると著者が未食の御三家『本牧家』も食べてみたくなります。
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お店の基本情報
🏠 店舗概要
- 店名:ラーメン六角家(現名称)
- 住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16‑1 トツカーナモールGARDEN 1F
- 電話番号:045‑870‑3033
🕑 営業時間
- 11:00~21:00 LO.20:30
📅 定休日
- 毎週月曜日定休
『ラーメン六角家』への行き方

JR戸塚駅の西口改札より下車。

改札口のコンコースがそのままトツカーナモールの2Fに連結しています。モール内部へ。

モールの1Fに『ラーメン六角家』があります。

参考までにモール内部の地図を掲載。駅からの所要時間は徒歩約3分ほど。
JRのほか横浜市営地下鉄ブルーラインの戸塚駅からもアクセスが良好です。