今回紹介するのは松陰神社前の閑静な商店街に2025年7月にオープン。早くも話題になっている『中華立浪(ちゅうかたちなみ)』。
 なんと店主様は荻窪の町中華『中華屋 啓ちゃん』、駒場東大前の定食『菱田屋』という人気店2店を渡り歩いてるんだとか!
 筆者は杉並区在住で比較的近所の『啓ちゃん』は何度か訪問済み。そのチャーハンのおいしさはよく知っている。また『菱田屋』も訪問済みでその生姜焼きは都内ナンバーワンだと思っている。この両店のDNAを継いでいると知って居ても立っても居られず訪問してきたというワケだ。
店内は小さいながらも小ぎれいにまとまっており女性客も多い。老若男女問わず楽しめる雰囲気なのが嬉しいですね。11時半オープンで45分ころに到着しましたが外まで数人ほどの待機列ができており、既にその人気ぶりが近隣では定着している様子でした。
『中華立波』で注文したもの
・焼豚チャーハン ¥900
・オムトッピング    ¥200
・担々麺                  ¥1000
・焼豚チャーハン
・オムトッピング 

注文したのは「オムトッピングの焼豚チャーハン」。
荻窪の『中華屋 啓ちゃん』譲りの看板メニューだ。


…いやいや、この玉子の半熟度合いがたまりません!
チャーハンのボリュームもすごい。体感だと茶碗で二杯半位ありそうです。

表面の玉子はふわふわと柔らかくてジューシー。「半熟のジューシーな部分」と「熱が通って凝固した部分」両方とも入っておりグラデーションに富んだ食感です。

チャーハンの米質はいわゆる「しっとり系」。
醤油やコショウといった調味料の尖りは控えめで出汁をきかせた穏やかな味わい。それゆえにピンクなカマボコやゴロゴロとしたチャーシューの風味や薬味の紅ショウガが引き立ちますね。
チャーシューはタレ感をあまり感じないプレーンな味わい。赤身肉と脂身がバランスよく入ってます。肉本来の風味が濃く感じられて最高です!
担々麺

麺メニューの中で一番上に書かれていた「担々麺」を注文。


たっぷりと辣油が浮いており辛味もありますが、一方で胡麻ベースのクリーミーさと香りの良さも兼ね備えています。

粒がとても大きい肉味噌。単なる挽肉を圧倒するゴロゴロとした超粗びきです。
上には胡麻と花椒(ホワジャオ)がたっぷりとかかっており上述のスープに花椒の痺辛さが加わります。刺激もパンチも抜群な組み合わせです。

何気に麺のクオリティが高くて少し幅広で縮れた形状。つけ麺専門店の麺のような豊かなモチモチ感があり期待していた以上に美味しい麺でした。
あとがき
以上、2025年下期で注目の店『中華立波』でした!
小ぎれいな店舗で特定の客層に縛られない万人受けしやすい店の雰囲気がありつつ、看板メニューのチャーハンは噂通りのおいしさ、麺料理のクオリティも遜色なしでした。
一点だけ残念だったのは本来は啓ちゃん譲りの「焼餃子」、菱田屋譲りの「焼売」があったはずなのですが、この日はメニューにありませんでした。この日だけ売り切れだったのか真偽不明ですが次回訪問時はぜひ食べてみたいですね。
冒頭紹介した通り既にかなり人気店につき、興味ある方は開店直後の早めの時間帯の訪問が吉だと思われます。ぜひお試しを!
お店の基本情報
中華立波(ちゅうか たちなみ)
【住所】
東京都世田谷区若林3-17-5 1F
【最寄駅】
松陰神社前駅(徒歩約2〜3分)
【席数・設備】
14席(4人テーブル×2、2人テーブル×3)
全席禁煙
駐車場なし
【決済方法】
カード不可
電子マネー不可
QR決済(PayPay)可
【営業時間】
ランチ 11:30〜14:00(L.O.13:50)
ディナー 17:30〜22:00(L.O.21:30)
【定休日】
月曜日・火曜日
【オープン日】
2025年7月18日
『中華立波』への行き方

東急世田谷線の松陰神社前駅の三軒茶屋側出口より下車。

駅前の駒中通りを南(駒沢方面)へ歩きます。

道沿いに『中華立波』があります。駅からの所要時間は徒歩2~3分程度です。

