【大田市場『三洋食堂』】卸売市場内の魚とフライが絶品の食堂

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しポイント
・首都圏の食品物流の要、大田市場で食べる絶品朝食
・市場隣接の食堂ならではの食材の鮮度の良さ

すすめのシチュエーション
・朝からガッツリ食べたい、飲みたい時に
・大田市場の見学ついでに

 本日は眠い目をこすって朝4時起き。1400万もの都民の生活を支える物流の要、東京都中央卸売市場大田市場(通称:大田市場)にはるばるやってきました!

 「東京の中央卸売市場」といえば世間一般的には豊洲市場やその前身である築地市場が有名かと思いますが、実は豊洲と大田の両市場は敷地面積ではほぼ互角で日本最大級(豊洲市場:約40.7ヘクタール、大田市場:約38.4ヘクタール)。大田市場は特に青果・花きに関しては施設規模と取扱量ともに日本最大の市場となります。

日本最大級の敷地面積を有し、その大きさは東京ドームおよそ8.5個分に相当する。特に青果・
花きは、施設の規模、取扱量ともに日本最大の市場であり、全国の建値市場としての役割を果し、
供給圏は東日本全域に及んでいる。

東京都中央卸売市場『大田市場概要』より

 大田市場は青果市場である神田市場、在原市場、旧在原市場蒲田分場の3市場を統合する形で1989年に操業開始。のちに水産市場である平和島である大森市場、さらには城南地区に点在していた9つの花き民営市場も合流して大田市場に収容される事になります。

 場内は大きく水産棟、青果棟、花き棟といった建物に分かれています。一般人でも市場関係者の業務の邪魔にならないように入場して見学や買い物が可能です。

 1枚目の画像の通り一部の棟は高架下されて外部の道路から直接トラックでアクセスが可能。素人目ですが導線が整備されていて効率的に短時間で荷下ろしが出来るように、緻密にシステム化されているんだろうなと実物を見て感じました。

 訪問したのがちょうど水産部の営業が始まる6時台だった事もあり、無数のターレが段ボールを荷積みして場内を駆け巡ります。不気味な唸るようなモーター音を鳴らす巨大な生け簀なども見る事ができました。

 水産棟と青果棟の間にある「やっちゃば横丁」には飲食店の他、雑貨類や干物などを販売。一般の消費者も利用可能です。

 横丁は朝6時台とは思えないほど色んな店が営業していて活気があります。市場関係者の方が仕事終わりに食堂を利用する光景もチラホラ見ることができます。

 その中で今回訪問したのが魚介とフライが美味しいと評判の『三洋食堂』。

 前述した神田市場で1950年に創業し、神田市場が大田市場に統合される1989年に合わせて移転。70年近くにわたり市場関係者の胃袋を支えている老舗食堂となります。

 店表には鮮魚用の発泡スチロール箱の蓋を利用したメニュー表が!…これは味があってイイですね!

目次

『三洋食堂』で注文したもの

・(日替ランチ)新サンマ大葉フライ まぐろさしみ付 ¥1300 →(今だけ)1200

(日替ランチ)新サンマ大葉フライ まぐろさしみ付

 「大粒ホタテ貝柱フライ定食」、「本まぐろ中とろ刺身定食」、「箱ウニ定食」、「穴子フライ定食」…どれも魅力的で相当迷ったのですが、今年豊漁だというサンマが入っていてしかも1200円に割引されているコチラをチョイスしました。

 ご飯、味噌汁、漬物が付いてきます。

 三枚におろしたサンマに大葉を巻いて揚げてあります。卓上の中濃ソースでいただきました。

 画像の通り剣立ちのよいザクザク系の衣。さすが豊漁らしくサンマはよく脂が乗っておりジューシー。半身でも量以上の満足度があります。甘い脂とミントに似た清涼感ある紫蘇のコンビネーションも抜群です。
 ご飯もブランド米の「つや姫」を使っており美味。サンマとの相性も二重丸ですね。

 美味しかったのですが「隣の畑が青く見える」現象でお隣さんの「サンマの塩焼き定食」がサンマが丸ごと一匹で美味しそう(笑)塩焼きにすればよかったかな、青魚好きな著者は少し後悔。

 マグロはバチマグロかな?

さっぱりとした癖のない赤身という感じで安定した美味しさでした。

 細かく刻んだ油揚げが入った味噌汁。家庭的でほっとする優しい味わいでしたよ。

あとがき

 以上、『三洋食堂』で朝6時から贅沢な朝食をいただきました!卸売市場場内の食堂ならではの魚の新鮮さやクオリティが引き立つ一食と相成りました。

 電車だけでなく品川駅からバスで30分ほど時間も交通費もかけて食事だけしに行く、というより首都圏の物流の要である大田市場を実際に見て、自分自身が日々消費しているモノがいかにして生活圏に運ばれて生活そのものが支えられているか実感できたのが大きかったですね。

 個人的に思うのは、「日本の外食が美味しくてクオリティが高い」のは飲食店側が日々切磋琢磨している努力、質の高い食材を作る生産者の努力、食材の鮮度を保ちつつ効率的に消費者に届ける物流の努力、「3つの努力」が重なっている結果じゃないかなと感じます。

 品川駅から大田市場への行き方も下の項で紹介しますので、ぜひ市場の活気を感じに訪問してみてください!

メニュー表のギャラリー

お店の基本情報

項目内容
店名三洋食堂(さんようしょくどう)
住所東京都大田区東海3-2-7
電話番号03-5492-2875
ジャンル定食・海鮮食堂
席数・設備約40席(カウンター14席 + テーブル26席)
禁煙
駐車場あり(市場の水産棟・関連棟利用者無料)
支払い方法クレジットカード可(VISA, Master, JCB, AMEX, Diners)
QRコード決済可(PayPay, d払い, 楽天ペイ, au PAY)
電子マネーは不可
営業時間月・火・木・金・土:5:00〜14:00(ラストオーダー 13:45
定休日毎週 水曜・日曜・祝日
(東京卸売市場の休市日カレンダーに準ずる)

『三洋食堂』への行き方

 品川駅の港南口より下車。

 駅前ロータリーの乗り場21番より「品98」大田市場行きの都営バスに乗車します。

 広い大田市場内には複数のバス停があります(北門東、水産棟前、大田市場、事務棟、北門西)。

 実際に行ってみたところ『三洋食堂』など飲食店が入る「やっちゃば横丁」に一番近いのは「北門東」のバス停でした。品川駅から急行バスで約30分程度。

 意外と15分間隔位でバスが出ているので特に不便さはなかったです。

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