
この静岡遠征も2日目。早朝から眠たい目をこすり宿泊先のホテルから沼津港へ。


沼津港すぐ近くには「ぬまづみなと商店街」があり、観光客向けに海鮮料理や寿司を提供する店も多くあるのですが向かったのは『魚河岸 にし与』さん。
1982年に市場関係者向けの飲食店として開業した老舗食堂で、市場の開場日にあわせて朝6時から開店しています。ちょうど訪問したのが市場の仕事終わりの時間帯だったので、客層は市場関係者と観光客で半々くらいの比率でした。
『にし与』で注文したもの
・するが丼 ¥1500
・アジフライ(単品)¥500

するが丼

私が以前からずーーっと食べてみたかったのが「するが丼」。なんと「生のシラス」と「生の桜エビ」が一度に味わえる二色丼!
生のシラスと桜エビってどちらも足が早い(腐りやすい)ので、こういう漁港で水揚げされてすぐ提供できる場所でしか味わえない超贅沢な丼ものですよ。


…もう、ね。見るからにメチャメチャ鮮度がよいのは明らか(笑)
まるで宝石のように輝くビジュアルにもため息が出ちゃいます。

店のおばちゃんから食べ方のレクチャーがあり、「生シラス」の方は生姜醤油でいただきます。
口に含むとちゅるんとした舌ざわり→咀嚼するとプチプチ感。ほのかな甘味うま味があり生姜醤油の清涼感や塩気とも相性抜群ですね。

一方の「桜エビ」はポン酢で。一匹一匹のヒゲが固く口中で刺さるような感覚(実際には刺さりませんので安心を)があるのは鮮度が高い証拠。
甲殻類特有の甘味が口中に広がります。こんな絶品を朝から食べられる静岡県民は贅沢すぎますね(笑)
ちなみにご飯は白米でシラスや桜エビの鮮度を損なわない程度のぬるめの温度になっていました。


添えられた味噌汁も何気に蜆汁なのがポイント高いです。蜆の風味濃いめの味噌汁で美味。

柴漬けで口直ししつつ美味しくいただきました。
アジフライ(単品)

「沼津といえば」のアジフライ。一尾から単品注文できるのが嬉しいですね(定食もあります)。

衣はザクザク感よりしっとり感が優勢。近年の「生アジフライ」的なレア感のない昔ながらのアジフライです。
よく火が通った身はほろほろと柔らかく甘味とうま味たっぷりです。
あとがき
以上、『にし与』でした!
「生のシラス」と「生の桜エビ」が同時に食べられるのが何とも衝撃的。個人的にも駿河湾の海の豊かさを身をもって実感できる食事となりましたね。
旅先だと「あれもしたい、これもしたい」と日中のスケジュールが過密になりがちな所、朝6時から静岡の海の幸を食べに行けるのもポイント高いですね。ここはオススメなので是非お試しいただきたい。
メニュー表のギャラリー






お店の基本情報
魚河岸 にし与 — 営業情報まとめ
- 住所:静岡県沼津市千本港町109(ダイノブセンター内)
- 電話番号:055‑951‑6041
- 営業時間:
- 月〜金・日・祝:6:00〜15:00
- 土曜日:10:00〜15:00
- 定休日:水曜・木曜
- 座席数:30席(カウンター12席、テーブル18席)
- 駐車場:無料駐車場あり(ダイノブセンター駐車場、1時間無料サービス)
- 支払い方法:現金のみ(クレジットカード不可)
特徴・おすすめポイント
- 朝6時から営業しており、市場関係者や朝食利用にも便利。
- メニュー数が豊富(80種類以上)で、刺身・フライ・煮魚などが揃う。
- 定番人気は「魚河岸定食」(フライ+刺身)や海鮮丼で、コスパが高い。
- 駐車場も大きく、観光客にも入りやすい。
『にし与』への行き方

JR沼津駅からも沼津港に路線バスが出ていますがあまり本数が多くないため、自家用車が現実的な方法かもしれません(港近隣に大型駐車場あり)。
ですが、体力に自信のある方はレンタサイクルを利用してもよいでしょう。沼津駅付近はハローサイクリングのステーションが多数ありレンタサイクルは利用しやすい環境にあります。



行き方もシンプルで沼津駅南口から県道159号線をひたすら海側に進むと沼津港に着きます。往復約4.6km
駅からの所要時間は自転車で20分ほどでした。

