【長瀞町『喜久家食堂』】昭和8年(1933年)創業の老舗食堂で秩父名物「みそかつ丼」と「冷やしくるみうどん」

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しポイント
・看板ネコがいる
・老舗食堂ならではの落ち着いた雰囲気
・長瀞渓谷から徒歩3分
・秩父名物「みそかつ丼」と「冷やしくるみうどん(蕎麦)」が一緒に食べられて旅のタイパ◎
・日本酒がかなり充実している
・アニメ『可愛いだけじゃない式守さん』の聖地

すすめのシチュエーション
・秩父・長瀞観光で
・家族やパートナーとの旅行で
・ネコ好きな方に
・長瀞でプレミアムな日本酒が飲みたい時に

 先日、東京から埼玉県秩父郡長瀞町にはるばる遊びに行きました!

 秩父地方といえば、日本武尊(ヤマトタケル)がイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀った事にはじまる三峰神社はじめとした古くからの寺社仏閣が多い霊験あらたかな地。
 また秩父ジオグラビティパークや長瀞の川下りキャンプなどアウトドアやアクティビティも盛ん。観光資源モリモリで素敵な場所ですよね!

 その一方で秩父周辺は「わらじかつ丼」、「豚みそ漬け」、「くるみそば」、「秩父ホルモン」、「みそポテト」などグルメも大充実。これは全力で楽しまねば!

 そんなワケで訪問したのが長瀞の有名店『喜久家食堂』。なんと昭和8年(1933年)に創業という超老舗食堂なんです。

 店表のショーケースには再現度高めの食品サンプルとともに日本酒の空き瓶がズラリと並びます。

 ちなみにこの店、アニメ版の『可愛いだけじゃない式守さん』(原作・真木蛍五)にも登場しており、日本酒の瓶のディスプレイの仕方やかき氷の貼紙など、まんま実物の店舗通りに描かれています。

 老舗食堂らしいアンティークだが小ぎれいな店内。机も椅子も使い込まれており、長瀞を訪れた多くの人々がここで食事を楽しんだ歴史を感じますね。

 店表には看板娘の三毛猫が日向ぼっこしていました。この子がすごく人懐っこくて癒されてしまいます(笑)

目次

『喜久家食堂』で注文したもの

・写楽 純米吟醸 ¥700
・みそかつ丼  ¥1600
・冷やしくるみうどん ¥950

 入店するとまず席に着席。つづいて店の方に入口の券売機で食券を購入するように促されます。

日本酒は券売機ではなく店の方にお金を手渡しするシステムでした。

写楽 純米吟醸

 店内に大きな冷蔵庫があり新政、ゆきの美人、鳳凰美田、明鏡止水、十四代、而今、鍋島と日本酒のラインナップがすごい。さらにはイチローズモルトまで置いてあり専門店顔負けの品ぞろえ。
 現在の店主様がお酒に精通しているのかこういった老舗食堂では珍しいですね。

 まさかここで写楽が飲めるとは驚きです。バナナを思わせる淡い上品な甘さの飲み口が今日も美味しい。

みそかつ丼

 良質な大豆耕作に適した寒暖差のある気候が育んだ秩父地方名産の味噌。そんな味噌ダレをたっぷり使った一品。

どんぶりの上蓋が閉まらないボリューム感に加え黒々と光る味噌ダレのビジュアルがたまりません!

 衣はかなり分厚め、少し剝がれやすく東京の目黒の老舗『とんかつ とんき』の衣みたいです。咀嚼すると「ガリッ!ザクッ!」とした他にないクランチー寄りな力強い食感で驚き。

 味噌ダレは塩気はあまりなく甘さとまろやかさ主体の味わい。カツの下には千切りキャベツが敷かれており合間にキャベツの水分とシャキシャキ感で口直しすると、カツがさっぱりと食べられます。

 豚肉はロースでぶりんとした弾けるような弾力感に富んだ食感。脂身の甘味と赤身の風味豊かさを兼ね備えており美味しいです。

 味噌汁はカットしたナスビがたっぷり入ってます。さっぱりとした味で安定感があります。

 ミョウガと菜の花(?)の漬物。日本酒のお供にもちょうど良いです。

冷やしくるみうどん

 秩父地方名物のくるみ汁を使った一品。同額でうどんと蕎麦を選べます。

 見た目こそ胡麻ダレぽいですが、胡麻のような尾を引くコクやマッタリ感はなくサラリとした口当たり。芳醇なクルミの香りがありつつも味は淡泊でさっぱりとしており麺の繊細な風味を損ねません。

 ツユの中には挽き割りのクルミの実が入っており時折感じるカリッとした食感がアクセントに。

 うどんは讃岐のようにエッジが立っています。ひんやりとした冷たい舌ざわりとシャープな食感のコンビネーション。さすが「うどん県」埼玉のうどんはハイクオリティです。

 少し麺量が少ないかなと思っていたら、どうやら手違いがあったようでお椀に追加で持ってきてくれました(笑)

あとがき

 以上、長瀞町の老舗食堂『喜久家食堂』でした!

 老舗らしい雰囲気のエモさ、秩父のご当地グルメあり、日本酒が充実している意外性あり、看板ネコありとオススメできるポイントがモリモリの優良店。

 楽しい旅行では「あそこも行きたい」「あれもこれも食べたい」と旅先でしたい事を詰め込み過ぎてスケジュールがパンパンになりがちですよね?

 ですが、この『喜久家食堂』は長瀞駅と長瀞渓谷から徒歩3分というアクセスの良さに加え、ここ一か所で「みそかつ丼」と「冷やしくるみうどん(蕎麦)」という秩父エリアの二大グルメが一度に食べられるので、旅のタイパ的にとっても良かったです。
 地元ローカルの食堂というより若干観光地価格ではありますが、それを補ってはるかに余りある良い店でした!ぜひ長瀞渓谷観光ついでに訪問を!

メニュー表のギャラリー

お店の基本情報

項目内容
店名喜久家食堂(きくや食堂)
住所埼玉県秩父郡長瀞町長瀞455
電話番号0494-66-0638
客席数テーブル席 48席、座敷 18席、団体席 (予約) 約 60席
支払方法現金のみ
アクセス秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩 3〜4 分(駅から約 164 m)
情報源営業時間定休日
店公式Facebookより11:00 ~ 16:00不定休あり

喜久家食堂』への行き方

 秩父鉄道の長瀞駅で下車。

 線路を渡って岩畳通りへ。

 通り沿いに『喜久家食堂』があります。

 ちなみにそのまま通りを下ると、有名観光地の長瀞岩畳および長瀞玉淀自然公園に行けちゃいます。

 駅から『喜久家食堂』へは徒歩約3分。『喜久家食堂』から長瀞岩畳へも徒歩約3分ほどで観光地の食事処としてアクセスが非常に良好でした。

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