【三島『うなぎ 桜家』】安政3年(1856年)創業。富士山の伏流水が育む老舗鰻

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しポイント
・富士山麓の伏流水が育む絶品うなぎ
・江戸時代から続く老舗
・ふっくらとした関東風の蒸し焼き鰻

すすめのシチュエーション
・おひとり様で
・沼津・三島旅行で

 関東を飛び出しはるばる静岡県三島市へとグルメ遠征です!個人的には新幹線の停車駅で三島を通り過ぎた事は何度もありますが下車するのは初めてです。

 ところで、「静岡で鰻」といえば多くの人が浜松を想像しますよね?…ですが、実は三島も知る人ぞ知る「鰻の名所」なんですよ!

三島が誇る湧水地「柿田川水源」。澄みきった伏流水が地中からこんこんと湧き出てくる。
三島市内の源兵衛川、これも富士山の湧水が水源。市中心部を流れる川と思えぬほど綺麗

 三島が「鰻の名所」である最大の理由はずばり“水”

 三島の水の多くは、富士山麓に降った雨・雪が地表にしみ込んで火山堆積物の地層をフィルターにして20~30年という長い時間をかけてろ過されて地表に湧き出してくる伏流水のため非常に綺麗。

 三島市内の鰻専門店ではこの水を使って鰻を泥抜きするため、鰻の身が締まって雑味のない澄んだ味に仕上がるんだとか。 

 そんなワケで足を運んだのは三島市内の有名店『うなぎ 桜家』。…なんと創業年は安政3年(1856年)!激動の幕末の時代から連綿として営業を続けている老舗なのです!

 店舗建物は築年数こそ不明ですが老舗らしい重厚感と風格ある佇まい。1階がテーブル席、2階が座敷席となっており当然ながら座敷席は履物を脱いで下駄箱に預けて上がる必要があります。

 まず入口のドアマン役の従業員様から整理券をもらって順番に番号で呼び出してくれて入店するシステム。私が伺ったのは平日の開店時刻11時の10分後ですぐに入店する事ができましたが、食べ終えて退店する12時頃には大勢のお客さんが外で待っている状態でした。

目次

『うなぎ 桜家』で注文したもの

・うなぎ重箱(一匹) ¥5500

 「うなぎ丼」、「うなぎ重箱」で一匹~二匹までサイズが選べます。その他「うまき」などの単品料理あり。会計方法は現金かPayPayのみなので注意。

うなぎ重箱(一匹) 

 注文から15分ほどで到着。老舗の鰻専門店らしい正統派の漆塗りの重箱に入って運ばれてきます。

・・・パカッ!

 色・ツヤ・脂の乗り方、すべて最高です!これが三島のうなぎかぁ~

 焼き方は「一度蒸らしてから蒲焼にする」いわゆる関東風。

 部位によりますが、腹に近い部分は口に入れると表面はふっくらと咀嚼するとホワホワと崩れるような特別な柔らかさがあります。大して尾の方は引き締まった肉質です。タレは粘性が低くサラリとしており、しつこさのないさっぱりとした甘さ。

…そして何より三島の清流で泥抜きをしたうなぎの味。たしかに雑味や臭みの類が一切せず「うなぎ自体の素材の味」クリアーかつストレートに伝わってきます。

 『うなぎ 桜家』さんのうな重は全体的にみると、濃いタレ味でごまかさずに三島の水を活かした綺麗なうなぎの素材の味で勝負しているように感じました。

 各席の卓上には粉山椒とタレが常備されています。

 途中から山椒で味変を楽しみます。

 「うなぎ丼」「うなぎ重箱」には「肝吸い」「漬物」がついてきます。

 けっこう立派な肝の「肝吸い」、具には豆腐と三つ葉が入っていました。

 さっぱりとした口当たりの中に濃厚な鰻の出汁成分が感じられます。

あとがき

 以上、『うなぎ 桜家』でした!

 富士山の澄んだ伏流水に裏打ちされたさっぱりとクリアーな味わいの新感覚のうな重。三島ならではの味を堪能する事ができ大満足でしたよ。

 ぜひ東海道新幹線で三島をスルーせず下車してぜひ「三島のうなぎ」をお試しあれ!

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お店の基本情報

■ 店名
うなぎ 桜家(さくらや)

■ 所在地
静岡県三島市広小路町13-2

■ 電話番号
055-975-4520

■ アクセス

  • 伊豆箱根鉄道駿豆線「三島広小路駅」から徒歩1分
  • JR「三島駅」から徒歩約12分

■ 営業時間
11:00〜20:00
※売り切れ次第終了
※15:30〜17:00頃は仕込みのため中休みとなる場合あり

■ 定休日
水曜日
※月に1回、火・水連休あり
※祝日の場合は営業するケースあり(要確認)

■ 支払い方法
クレジットカード不可
電子マネー不可
現金かPayPayのみ

■ 席数
約100席(テーブル席・座敷)

■ 禁煙/喫煙
全席禁煙

■ 駐車場
提携駐車場あり
(例:シンコウパーキング、広小路パーキング、うちだパーキング 等)

■ 備考

  • 老舗の人気店のため、早めの来店が安心
  • 特に土日祝は長い行列ができることが多い

『うなぎ 桜家』への行き方

 JR三島駅の南口より下車します。

 駅からは徒歩では少し距離があるため、伊豆箱根鉄道駿豆線を利用するか、もしくはタクシーが良さそう。

 ちなみに三島・沼津はハローサイクリングの利用エリアが広く便利だったので著者はレンタサイクルを使いました。

 駅前ロータリーから県道51号線を南下します。

 県道22号と交差したら右折して西(沼津方面)へ進みます。

 少し進むと道沿いに『うなぎ 桜家』があります。徒歩の場合は駅から11分程度。

 自転車の場合は5分ほどでした。

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