
本日紹介するのは町屋の下町に佇む町蕎麦『千秋庵』。町屋といっても町屋駅からは遠く尾久の原公園そばの奥地というロケーション。地元以外の方だと中々寄り付かないエリアではなかろうか?
ネット上で創業年などは確認できませんでしたが古くからこの地域に根付いた老舗の町蕎麦らしい。

鰻の寝床のような縦長の店内空間。経年によって味のある渋い色味に変化したテーブルや椅子。この店が長年に渡ってこの地域の人々の胃袋を支えているのが伝わってきますね。
「ザ・下町の町蕎麦」ともいうべきこの店ですが、実はイベリコ豚を使ったSNS映えするかつ丼があるらしくチェックしていたのです。
『千秋庵』で注文したもの
・瓶ビール ¥650
・白菜と豚肉の煮物 お通し
・イカ天もり ¥1100
・イベリコかつ丼 ¥1550
会計方法は現金のみなので注意。

白菜と豚肉の煮物

ビールともにやって来たのがこちら。肉厚な白菜がクタクタになるまで煮込んである。味付けは甘じょっぱいツユで白菜の甘味が引き立つ。素朴だがなかなか美味しい。
イカ天もり

蕎麦とかつ丼を注文すると「ひとりで食べられる?」と柔和な笑顔で答えてくれた店主。いいですね~いかにも下町らしいハートフルな町蕎麦だ。そして「イカ天せいろ」の品数とボリューム感にも驚かされる。

イカ・芋・しし唐・ナス・舞茸…てっきりイカ天だけと思っていたら天ぷらの盛りが非常によい。

衣はやや固めかつ厚めだが油切れがよくさっぱりしている。イカのシコシコした食感が秀逸だ。

舞茸天はシャキシャキとした繊維質の歯ざわり。

芋天もホクホクしてて火の通し加減が絶妙だ。

卓上調味料の塩がなぜか充実しており、ピンク岩塩・昆布塩・柚子塩の3種が用意されていた。ほのかにグルタミン酸のうま味がある昆布塩と天ぷらが相性抜群でした。


エッジの効いた二八蕎麦。なかなかボリューミーだ。どちらかと言うとツルツルとした滑らかな蕎麦肌で、咀嚼すると蕎麦の実の甘味が感じられる。

薬味類の近影。蕎麦の量に比例してツユも多め。蕎麦をすすっていて後半戦でツユが足らないという事態にならないのも高評価ポイント。節々に町屋という下町らしい気前の良さが感じられる。

蕎麦湯は薄めでしたが、著者が開店後最初の客だったので時間帯的に蕎麦から茹で汁がまだ十分に出てなかった所為かもしれない。
イベリコかつ丼

二品目は「イベリコかつ丼」。味噌汁と漬物がついてきます。

銘柄豚のイベリコ豚に玉子は名古屋コーチンという贅沢な組み合わせの一品。ビジュアル面も最高ですね!

玉子は半熟ではなく白身含めしっかりととじてあるタイプ。やや甘辛い出汁で味付けされており食欲をそそります。

豚肉はロースかな?脂身感が少なく肉本来の味が感じられる赤身肉が主体。衣が前述の甘辛い出汁をよく吸っており肉の風味とのハーモニーを奏でる。

生卵を乗っけたかつ丼って何気に珍しい気がする。卵黄を崩すとマッタリとしたコクがかつ丼全体に付加される事で味わいが大きく変化。一度で二度楽しめる面白いかつ丼でしたね。
あとがき
以上、『千秋庵』でした!
典型的な東京の下町に佇む町蕎麦という渋い雰囲気から、気前のよいボリューミーな蕎麦に、イベリコ豚を使った意外性あるかつ丼、優しい店主と非常によい店でした。
この店はかなりオススメです!ぜひお試しあれ!
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お店の基本情報
店名: 千秋庵(せんしゅうあん)
住所: 東京都荒川区町屋5-7-27
アクセス: 都電荒川線「町屋二丁目駅」から徒歩約9分、「東尾久三丁目駅」から徒歩約9分、東京メトロ「町屋駅」から徒歩約20分
営業時間:
11:00~14:00
17:00~19:30
定休日: 日曜日・祝日
電話番号: 03-3895-7089
予約: 不可
予算: 1,000~2,000円程度
支払い方法: 現金のみ(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済不可)
個室: なし
禁煙・喫煙: 全席禁煙
駐車場: なし
『千秋庵』への行き方

東京メトロ町屋駅利用の場合は1番出口より下車します。

都電荒川線の路面電車の線路に沿って都道西に向かって歩きます。


冠新道入口交差点を右折して尾久の原防災通りを北上します。

尾久の原公園前のT字路交差点に突き当たったら右折します。

真っすぐ進んで3つ目の角を左折します。曲がった先に『千秋庵』があります。
町屋駅からは徒歩で20分ほどかかるので、歩く時間を短縮したい方は都電荒川線を乗り継いで町屋二丁目駅か東尾久三丁目駅で下車した方が無難ではあります。

