
本日紹介するのは都内有数の飲み屋街・蒲田の『玉川屋酒店』。
店名に“酒店”が入っている通り元々は浜松町で角打ち(店内で立ち飲み)ができる酒屋として営業していたのですが、2024年9月に蒲田駅西口に移転リニューアルオープン。
現在は酒屋としての営業からは手を引いており純然たる飲食店に業態をシフトチェンジしています。
ところで話が変わりますが、名古屋市中川区の町中華の人気店『人生餃子』には「皿台湾」と呼ばれる看板メニューがあります。
皿台湾は元々『人生餃子』の店主がまかないとして食べていた“汁なしの台湾ラーメン”で、これを商品化したところ口コミを中心に話題に。
2012年には名古屋市やKADOKAWAなどが主催する「なごやめし博覧会」において「新なごやめし敢闘賞」に選出されています。
…実は蒲田の『玉川屋酒店』では東京に居ながらにしてこの皿台湾が食べられるとの情報で楽しみです!


平日・土日祝を問わずの行列店とのことで開店の20分前に到着し2番手をGET!
開店時刻が近くなると店前のシャッターが開いて店のお姉さまに料理が注文を聞きにきます。注文を伝えるとメニュー札を渡され再び行列で待機。
開店時刻になると入店して今度は入口で飲み物の注文を聞かれます。飲み物はセルフ式で客が自分で冷蔵庫から取ってくるシステムでした。説明書きどおり料理のメニュー札はカウンター席の上へ置きます。

「皿台湾」と同じく名古屋のご当地グルメ「台湾ラーメン」の派生料理といえば、浅草橋の「台湾まぜそば」専門店『麺屋 まぜはる』も以前紹介しているので合わせてご一読いただきたい。
『玉川屋酒店』で注文したもの
・チャーシュー皿台湾 ¥1400
・瓶ビール赤星(大) ¥600
料理メニューは「皿台湾」、「チャーシュー皿台湾」、「チャーハン」、「チャーシューチャーハン」が固定メニューで、日によって「キムチチャーハン」や「天津飯」「台湾ラーメン」などあり。
なお皿台湾とチャーハンは40~50食/日の数量限定の場合が多く、売り切れることもあるので注意。

チャーシュー皿台湾

カウンター席の上にはラップにくるまれた巨大なチャーシューの塊が。
中華鍋で店主が炒めた具材とともに合体して完成です!



チャーシューの圧と存在感がすごい 笑
モヤシや麺で高さをつくる盛り付け方もインパクト大ですね。

チャーシューとモヤシの下には麺が隠れていました。中細のちぢれ麺となっており中心部にほんのり芯の固さを感じるアルデンテな食感。醤油ベースの甘辛タレが麺によく絡んでいます。

そこに「台湾ミンチの辛味」、「モヤシの甘味」、「ニラの香味」の三要素が加わりガツンとした味わいを表現!
しっかり濃ゆい背徳感ある味はビールにも非常によく合いますね。


チャーシューを箸で持ち上げると指先に重量感が伝わってきます。
肉は脂身を取り除いた赤身が主体。チャーシューそのものはプレーンな味で上からタレをたっぷりかけてあります。食感はみっちりとした肉の繊維の歯ざわり。モグモグと臼歯で咀嚼していくと肉に内包されたうま味が口中にジワッとあふれ出す。
あとがき
以上、『玉川屋酒店』でした!
酒呑みの街・蒲田でガッツリした「皿台湾」をビールとともに食べる。ある種の背徳感が最高のスパイスといえる魅力的なB級メシでした。
注意点としてはは前述の通りメニューが「皿台湾」や「チャーハン」といった主食系の料理のみ。おつまみ等のサイドメニューや一品料理がないこと。なので「皿台湾(チャーハン)を食べてお酒を一杯飲んで長居せずサッと退店する」、というのが基本的な使い方になりそうです。
訪問時間帯によってかなり並ぶ店ですが実食してみる価値あり。ぜひお試しを。
お店の基本情報
店名
玉川屋酒店
所在地
東京都大田区西蒲田7丁目
(JR蒲田駅西口から徒歩約8分/東急池上線・蓮沼駅から徒歩約3〜4分)
ジャンル
中華料理・酒場
(チャーハン、皿台湾、台湾ラーメンなど)
営業時間
※売切れ次第終了
- 火・水・金・土
17:30頃〜20:30頃 - 日
12:00頃〜15:30頃
※名物メニュー(チャーハン・皿台湾)は数量限定のため、早仕舞いあり。
定休日
- 月曜日
- 木曜日
- 祝日
※祝日が日曜と重なる場合など、臨時休業の可能性あり。
利用条件・注意点
- 支払い方法:現金のみ
- 予約:不可(先着順・並びあり)
- 店内:禁煙
- 混雑:開店前から行列ができることが多い
『玉川屋酒店』への行き方

JR蒲田駅の西口より下車します。

駅前の大通りを西(東急池上線の蓮沼駅方面)へ。

『鉄板焼 まれ』さんの角を右折します。

少し進むと『玉川屋酒店』があります。
JR蒲田駅からの所要時間は徒歩8分ほど。東急池上線の蓮沼駅からは3~4分程度でした。

