吉村家・王道家双方のDNAを継ぐ注目店がOPEN!@市ヶ谷「てつ家」

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市ヶ谷「てつ家」のチャーシュー麺(中盛)

しポイント
・吉村家・王道家双方のDNAを継ぐ店が都心に登場!
・白基調のキレイな店内で女性にもオススメの家系
・濃くて厚みのあるスープ

すすめのシチュエーション
・お一人様で
・少人数で
・それなりに並ぶので時間に余裕がある時に

市ヶ谷「てつ家」の看板

 2025年5月、注目すべきラーメン店が市ヶ谷にオープンしましたよ。

 店の名は「横浜家系 てつ家」。

 なんと堀場店主は家系ラーメンの元祖
「家系総本山 吉村家」で10年勤めたベテラン。
 その後は柏の「王道家」の系列店の「IEKEI TOKYO」でも勤務。

 つまり吉村家、王道家双方のDNAを継ぐ店となっています。

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 以前、吉村家の直系1号店で新杉田の「杉田家」を紹介しましたが、 直系店としは認められていないものの、現状の都内で血統的に最も吉村家に近い店がこの「てつ家」になるのではないでしょうか。

市ヶ谷「てつ家」の外観

 5月初旬にオープンして間もなく設備不良が発覚し、改修工事のため5/20まで休業を余儀なくされる事に。

 5/21(水)の再開直後に開店1時間前に到着すると誰もおらず無事ポールポジションをGET!
 ですが、開店時刻である11時には後ろに軽く30人以上並ぶ盛況ぶりでした。

市ヶ谷「てつ家」の券売機

 プラスチックの半券の吉村家の券売機とは異なり、「てつ家」は一般的な紙の券が出てきます。

 券売機には家系ラーメンをあまり知らない方向けに、「当店のラーメンはかなり濃厚です。濃い味が苦手な方は普通ではあく、薄めをご希望ください。」とご丁寧に説明書きが書かれています。

市ヶ谷「てつ家」の店内

 店の入口に横並びのカウンター席がある他、
奥の広めの部屋に15席近い壁向きのカウンター席があります。

 家系ラーメンのカウンター席って赤色の場合が多いですが白って珍しいですね。驚きました。

 家系の伝統を守りつつも独自色を出そうと工夫されている感じがします。無機質でモダン寄りな店内は清潔感があり私はこれはこれでアリだと思いますね。
 リュックも置ける荷物置きもありパーソナルスペースも広めで割と居心地もよいです。

 それと店名が「てつ家」だからか、BGMが全て小室哲哉プロデュースの曲なのが何気に面白かったです(笑)

目次

「横浜家系 てつ家」で注文したもの

・チャーシュー麺 中盛 ¥1360
・アサヒビールスーパードライ ¥350

市ヶ谷「てつ家」の生ビール

チャーシュー麵 中盛

 券売機の券を購入したと同時に入口の横にいる店員様に券を渡し、その場で味の好みを聞かれます。

 「麺固め」「油多め」「味(の濃さ)ふつう」で注文しました。

 ところで、吉村家や杉田家などでは1ロットで7杯ほどのラーメンを作り、7人の客が一斉に食べ始める。全員が食べ終えて退店すると次の7人が入店するという「席の総入れ替え制」のオペレーションを採用している事で有名です。

 「てつ家」は特に総入れ替えではなく、普通の市井のラーメン屋とかわらず入退店できます。店員さんの動きからおそらく1ロット5杯くらい一斉に作ってる感じがしました。

市ヶ谷「てつ家」のチャーシュー麺(中盛)

 表層に透明でクリアーな鶏油(チーユ)が油膜を張り、その下に茶褐色をたたえたグラデーションがかったスープに、薄桃色の艶やかなチャーシュー。

 奥側を3枚の海苔を屏風型に立て、手前側との高低差を作る盛り付けの仕方も完璧ではないでしょうか?

 実は鶏油好きな著者。表面からは香ばしい芳香が漂っては鼻孔をくすぐる。

 スープを口に運ぶとファーストタッチに鶏油のヌメりと共にリッチで重厚感あるコク、凝縮された鶏のうま味が花開く。

 続いてスープ本体ですが、やや粘性のある舌ざわりでクリーミー寄り。こちらも動物性のエキスが溶け込んでおり厚みのある濃厚な風味。

 濃いだけだと味が間延びするところ、カエシの醤油のキリッと強めで凛々しい塩味(えんみ)が後味を引き締めている印象。

 しっかり塩気は感じますが、都内で幅を利かせている「武蔵家」さん系譜のガッツリ塩分系からは一歩引いてて、この「てつ家」さんは比較的バランスの良い家系だなぁと個人的に感じました。

 アルコールを受け止める事ができる胸板の厚いスープと塩分、鶏油のおかげでスーパードライが2倍美味しく感じますね(笑)

市ヶ谷「てつ家」のチャーシュー麺(中盛)

 吉村家系譜の家系ラーメンご用達アイテム「酒井製麺」の平打ちの太麺。

 麺の1本1本が短かめで、従ってすするストロークも短い。もっちり感とほんのり残した芯、モグモグとした食感がたまらない。

 中盛だと麺量が多い上、多種多様な卓上調味料を色々試してると時間がかかり麺が伸びやすい。あらかじめ「固め」にして正解でした。

市ヶ谷「てつ家」のチャーシュー麺(中盛)
市ヶ谷「てつ家」のチャーシュー麺(中盛)

 大きなチャーシュー。おそらくモモかな?
 厚みが一般的なチャーシューの1.5倍ほどあり、お値段以上にお得感があります。

 かぶりつくと、まず臼歯にゴリッとした豊かな歯ごたえを感じ、その次の刹那、スモーキーで芳醇な香りが喉から鼻へと流れてきました。
 噛めば噛むほど指数関数的に増していく香り。ちょうど桜のチップで燻したシャルキュトリのような上質な香りです。

 このチャーシュー、いいな。お財布に余裕がある人は注文される事をオススメします。

市ヶ谷「てつ家」の卓上調味料

 卓上調味料は以下8種と豊富。

① 刻みショウガ
② ラーメン酢
③ ゴマ
④ 豆板醤
⑤ 吉村家行者ニンニク
⑥ ニンニク
⑦ ニンニクチップ
⑧ S&Bのコショウ

市ヶ谷「てつ家」の卓上調味料

 上述のとおり塩気も厚みもある重量級タイプのスープにつき、刻みショウガやニンニクなどの強めの薬味系や酢で中和すると頗る美味しい。

市ヶ谷「てつ家」の卓上調味料

 最後はニンニクチップ。本場の熊本ラーメンに比較すると硬質でビターさよりも薬味感に比重が置かれたガツンとした味わいに感じる。

 一杯1300円超ですが、しっかりスープの材料費に金を使っていそうだなと感じるのと、卓上調味料で楽しみの幅が大きく満足度の総量高め。

 個人的には意外に高いとは感じさせない一杯でした。

 

あとがき

 以上、「てつ家」でした!

 都心部に資本系ではない吉村家に近い骨太の家系ラーメンが遂にできたな、と感慨深い訪問となりました。

 総入れ替え制だと「食べるのが遅いと店や次のお客さんに迷惑がかかるのでは?」というプレッシャーがかかりますが、自分のペースで食べられるのも良かったなと思います。

 家系ラーメン初心者の人にもぜひオススメしたい店。ぜひお試しを

お店の基本情報

営業時間

  • 昼の部:11:00~15:00
  • 夜の部:16:00~22:00
  • 15:00~16:00は仕込みのため中休み
  • 定休日:毎週火曜日
  • アクセス:JR・東京メトロ「市ヶ谷駅」から徒歩約2分(約333m)
  • 座席数:23席(カウンター17席、2人テーブル1卓、4人テーブル1卓)
  • 支払い方法:現金のみ

お店の場所(Googleマップ)

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