近年、訪日外国観光客にタマゴサンドが大人気らしい。
言うまでもなくイギリス貴族のサンドウィッチ伯爵の名を冠するサンドウィッチ自体は欧米でも馴染みが深い食べ物だ。
だがフワフワの食パンに柔らかなタマゴという組み合わせが日本特有のモノらしく、日本のコンビニのタマゴサンドを大絶賛する外国人が多いらしい。
「コンビニのタマゴサンド」は我々日本人にとって何も珍しくない日常生活にある食べ物の一つだが、他の国の人の目を通してその価値に気づかせてもらった。

都内でタマゴサンドといえば真っ先に名が挙がるのが銀座の「喫茶アメリカン」だろう。
TVはじめメディア出演多数、今日は銀座の有名スポットともいうべきこの店を攻略できましたのでご報告です!
原口誠店主は元々は食品メーカー勤めのサラリーマン。30歳の節目の時に脱サラして1980年に開店したのが「喫茶アメリカン」だそう。
おりしも当時はインベーダーゲームのブーム真っただ中。
現代のようにスマートフォンアプリでゲームを手元で気軽に楽しむ事はおろか、コンシューマ機の王者・ファミリーコンピュータが販売された1983年よりもさらに古い時期。
若者達はインベーダーゲームの筐体のある喫茶店でゲームをプレイしに行くのが当時の流行の最先端だったのだ。
そんな時期にインベーダーゲームなどのテーブルゲームの喫茶店の跡地に開店した「喫茶アメリカン」は、改装費用の持ち合わせもなかったので元の店舗のインテリアをそのまま使って何とかオープンしたそうだ。

雑然と色々なものが置かれた店内。


いたるところに芸能人と原口店主の写真、サイン色紙がディスプレイされている。
原口店主は佐賀県出身らしく、ところどころ2007年の第89回全国高校野球選手権大会で公立高校の星として「がばい旋風」を巻き起こした佐賀北高校のグッズが飾られているのも印象的だ。
「喫茶アメリカン」で注文したもの
・タマゴサンド ¥900
・ホットコーヒー ¥800

タマゴサンド

どでかい食パンをはみ出るメガ盛りタマゴの衝撃的なビジュアル!


大盛りではなくノーマル状態でこのボリューム感です(笑)
あまりにもインパクト強すぎ!…朝からこんなに食べきれるだろうか?


店内の貼紙に味付けはマヨネーズだけとの記載あり。
茹でた黄身のパサみが消える位にマヨネーズがたっぷり和えてありネットリとした舌ざわり。
濃厚かつマッタリとした味わいで少し背徳感を感じてしまいますね!
食パンは分厚くて成人男性が一口で食べるのを難儀するほど。…ですが驚くほどキメが細かくシルキーな柔らかさの食パンで美味しいですね。
パンの柔らかさに、ぷりんとした白身の弾力感の「食感のコントラスト」がお見事。

ちなみに食パンは中心部をくり抜いて空洞になっておりその中までタマゴで一杯。あの外見よりもさらにボリュームがあったので驚きました。
周囲から健啖家(食欲が旺盛で、何でもよく食べる人のこと)だと言われる著者ですが、まさかのギブアップ。それ位に量がすごかったです。
でも食べきれなかった分は持ち帰りができるのでご安心ください!
あとがき
以上、「喫茶アメリカン」で超大ボリュームのタマゴサンドを堪能してきました!
大・大満足するとともに当分タマゴサンドはいいや、と思えるほどの量を楽しめました。人気店につきすぐ満席になりやすい店ですがテイクアウトも可能です!
ぜひこの唯一無二のボリューム感を体感いただきたいです。
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お店の基本情報
📍 基本情報
- 店名:喫茶アメリカン(アメリカン)
- ジャンル:喫茶店・サンドイッチ・洋食
- 住所:東京都中央区銀座4丁目11‑7
- アクセス:都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」A7出口より徒歩1〜3分(約100 m)
- 電話番号:03‑3542‑0922(予約不可)
⏰ 営業時間・定休日
曜日 | 営業時間(2部制) | L.O. | 備考 |
---|---|---|---|
月〜金・祝前日 | ① 8:30〜10:30<br>② 11:30〜14:00 | 料理 L.O.13:00(第2部) | パンがなくなり次第終了あり |
土・日・祝日 | 定休日 | — |
- モーニング(第1部)は朝8:00〜
- ランチ(第2部)は12:00or11:30スタート。パン売り切れ次第クローズ
「喫茶アメリカン」への行き方
東京メトロ日比谷線の東銀座駅のA7番出口から歌舞伎座の裏手に向かって徒歩1~3分ほど。
新富町や銀座駅からも徒歩圏内です