2025年7月、恵比寿におもしろそうな洋食店『洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ』がオープンしたので早速行ってきました。
ドンデラナチュレ とは仏語で“自然の賜物”という意味。その名の通り肉は幻水豚など銘柄豚使用、米や野菜は自然栽培や有機栽培、特別栽培のものに限り無添加食材と安心安全な手作りにこだわっているらしい。
真新しく小綺麗なカウンター席のわずか1.5m先がオープンキッチンの厨房でライブ感を感じながら調理光景を観る事ができる。
使う食材からシェフの手さばきまで全てが客に筒抜けで見通す事ができる店のレイアウトからも、安心安全に本気で取り組むこの店の真摯さを感じますね。
『洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ』で注文したもの
・幻水豚のポークジンジャー ¥1900
※ 現金使用不可。キャッシュレスオンリーなので注意
南瓜の冷製スープ

前菜で冷製スープが付いてきます。ざらざらとした擦りおろした南瓜の繊維質の舌ざわりを感じるスープ。すっきりとした控えめな甘さと仄かな塩味(えんみ)を効かせた味わい。
野菜の鮮度すら感じさせるフレッシュな味わいに舌鼓。
幻水豚のポークジンジャー

注文を受けてから店主様が肉をカットしてフライパンで火入れしていく。正面からの画像では分かりにくいですが肉は薄い豚ロースが二枚重ねになっています。
皿のリムに跳ねたソースまでふき取っており、非常に丁寧に盛り付けしているのが印象的でした。

千切りキャベツが台座となって肉を支えており、正面から見ると肉が山のように盛り上がっていて映える。
「店名」や「店の公式Instagramアカウント」がプリントされた皿。料理の画像とともにSNSで拡散される事を見越してプリントしているのかもしれない。SNSマーケティングが非常に上手いですね(笑)


肉は一般的な豚よりもストレスの少ない広い空間で泥遊びをしてのびのびと育った熊本産の幻水豚を使用。そういえば三軒茶屋に幻水豚専門の人気とんかつ店、その名も『とんかつ 幻水豚』という店がありますが近年都内でもこの豚肉が増えている気がします。
一見すると部分的に半レアですが、噛むと臼歯を押し返してくるようなプリプリした弾力感を感じつつ、次の刹那にはスッと柔らかに歯切れしていく絶妙な食感。内側には甘くさっぱりとした脂を抱えており大変美味。

ソースは生姜の辛味成分は控えめでむしろ大量の玉ねぎをソテーした甘味とトマト系の爽やかな酸味を兼ね備えています。トロトロと粘性があり肉との絡みもよいソースですね。

副菜のマカロニはマヨネーズの重さの少ないさっぱりとした味わい。

米は日本在来種の「旭」を使用。
調べてみると「旭」って京都府南部の向日市で明治時代に発見された品種らしい。現代の日本国内で食される米のルーツの一つでもありコシヒカリやササニシキも「旭」から品種改良されたものだそうです。へぇ~知らなかった!勉強になります。
ほんのり固く米の芯の食感をほどよく感じられる炊き方でした。
あとがき
以上、『洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ』でした!
素性の良い国産食材を確かな調理技術でアレンジとオリジナリティも加えつつ客に包み隠さずオープンキッチンで提供。美味しいのはもちろんの事、信頼の置ける仕事ぶりで個人的に好感のもてる店でした。
そういえば『ナチュレ』さんの30m先にある、『レストラン チャモロ』の「牛タンオムライス」も個人的にお気に入りなのですが、恵比寿にまた良い洋食店が増えたなと感じました。
ぜひお試しいただきたい!
メニュー表のギャラリー

お店の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | 洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ(Don de la Nature) |
ジャンル | 洋食 |
住所 | 東京都渋谷区恵比寿南3-1-2 サウスビル 1F |
最寄駅 | 恵比寿駅 徒歩約3分 |
オープン日 | 2025年7月10日 |
営業時間・休業日
開店時間帯 | 昼 | 夜 |
---|---|---|
営業時間 | 11:00 ~ 15:00 | 17:00 ~ 21:30 |
予算・支払い・席・設備
項目 | 内容 |
---|---|
予算目安 | ¥2,000〜¥2,999(ランチ利用を想定) |
席数・形態 | カウンター中心。座席数は少なめとの口コミ。キッチンが見えるオープンキッチンスタイル。 |
支払方法 | クレジットカード可、電子マネー可、QRコード決済(PayPay、au Payなど)利用可能 |
駐車場 | なし |
『洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ』への行き方

JR恵比寿駅の西口より下車。

明治通りを西(中目黒方面)に歩きます。

『日高屋 恵比寿南店』の角を左折するとすぐ先に『洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ』があります。駅からの所要時間は徒歩約3分。
地下鉄の恵比寿駅からも徒歩圏内です。