【秩父『一番館』】「秩父ホルモン」の名店で色んな部位を食べくらべ

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しポイント
・秩父名物「秩父ホルモン」
・鮮度抜群なホルモン
・七輪で炭火焼する楽しさ

すすめのシチュエーション
・ひとり焼肉も可能
・ご家族や友人と

 今回の秩父遠征の大トリは『秩父焼肉ホルモン 一番館』。

 1991年創業の地元民に愛される秩父のご当地グルメ「秩父ホルモン」の名店の一つ。系列店として同じ秩父市内に『秩父焼肉ホルモン酒場 まる助 西武秩父駅前店』と『秩父焼肉ホルモン酒場 まる助 みやのかわ店』があります。

 人気店とあって二カ月前から予約して訪問して参りました!

 秩父ホルモンの歴史は古く、戦後間もないころに秩父屠場の関係者が処分するための内蔵肉を商売として使用したのが諸説ありますがルーツとされています。

 とりわけ秩父の主要産業であるセメント業の肉体労働者たちにスタミナ源として長年愛されソウルフードとなった背景があります。ちょうど『一番館』の店前からは日本国内屈指の石灰岩(セメントの原材料)採掘場である武甲山を望むことができますね。

 秩父の歴史と産業、そしてホルモンとの繋がりを勉強するとエモい構図の絵面に感じます。

 入店するとテーブルのくぼみに炭を入れた七輪がセットされます。炭がたっぷり入ってて火源が網の近くにあるので肉が焼けるのがかなり早くて快適でした。

 七輪焼きのホルモンはとても雰囲気があって良いですが、爆ぜた炭の白い粉が多少舞うのはやむを得ないですね。

 一方で無煙ロースターを備えた最近の快適な焼肉店ではなく、窓と換気扇を全開にして排煙している昔ながらのいわゆるモクモク系の焼肉店となります。

 ただしカバンやコート類を覆うビニール袋は貸してもらえますし、私の体感的には退店した後ほとんど服に臭いはついてませんでした。

 

目次

『秩父焼肉ホルモン 一番館』で注文したもの

・カクテキ      ¥480
・初めての秩父ホルモンセット ¥1800
・豚味噌漬け     ¥680
・クエン酸サワー   ¥480
・ホッピーセット(黒)¥600
・中         ¥240

カクテキ

 ホルモンが出てくるまで繋ぎのクイックメニューに注文。 

 乳酸発酵の酸味感は控えめ、ストレートにピリッとした辛味が伝わってくる浅漬かりなカクテキ。ボリボリとした大根の強い歯ごたえもあり美味しいです。

初めての秩父ホルモンセット

 注文したのはホルモン9種(全360g)が盛り合わせになった『初めての秩父ホルモンセット』。

どの部位もツヤがあって見た目から鮮度の良さが伝わってきますね。

 ご丁寧に焼き方や部位の説明が記載されたカードも付いてきます。

 特に秩父ホルモンの特色でもある「生モツ」と「タケノコ」が入ってるのが嬉しい。この一皿で秩父ホルモンの魅力をほぼ堪能できます!まさに秩父観光にうってつけのメニューです。

 まずはシロ(大腸)から。「ぷるん」としたゼラチン質と「クニクニ」とした弾力感がひとつ屋根の下に同居しているような食感。

 この最初の一品でやはり鮮度が抜群と確信!

 つづいて「豚トロ」。炭火で表面がカリッと焼き上がります。甘い脂とジューシーさにウットリ。

 こちらは「カシラ」。

ムチップリッとした食感で、赤身と脂身のバランスの良さ光る攻守万能型。

 こちらは「生モツ」。このボイルしていない新鮮な生のモツがどうやら秩父ホルモンの特徴のひとつらしい。

鮮度の証というべきクニュッとしたなまめかしい食感ありつつも焼き目の香ばしさも兼ね備えていて絶品!

 こちらは「ガツ」。脂身感はなくイカのようにコリコリとした締まった食感。

 秩父地方でよく食されている「タケノコ」。部位としては大動脈にあたるらしい。

味自体は淡泊でポリポリとした歯ざわりが不思議な食感。

 こちらは「タン」。ホルモンの定番から秩父らしいメニューまで一通りそろっているのが良いですね。

ゴリゴリとした臼歯を押し返してくるような力強い食感。

 焼く前の姿は宝石のよう輝く新鮮な「レバー」。

火入れすると、舌に絡みつくようなねっとり感と濃厚なフレーバーで最高!

 ちなみにタレは、たまり醤油ベースににんにくと辛味フルーツを加えているらしい。

野暮ったい甘さがなく比較的すっきりとした後味でホルモン自体の素材の風味を生かしているように感じます。

豚味噌漬け

 せっかくなのでもう一つの秩父グルメ「豚味噌漬け」を追加注文。

 味噌はしょっぱさはなく丁度よい塩梅です。

甘い脂身と味噌のマッタリ感の黄金バランスに昇天しそうになりました。

あとがき

 以上、『秩父焼肉ホルモン 一番館』で秩父の豊かなホルモン文化を堪能してきました!何より「初めての秩父ホルモンセット」が優秀で、これ一皿でタケノコや生モツといった秩父らしいホルモンの特色がつかめるのが素晴らしい。価格帯も変に観光地料金ではなくコスパも良かったのが好印象。

 冒頭で解説した通り無煙ロースターのない昔ながらのモクモク系の焼肉店ですが、七輪でホルモンを炭火焼するのは乙で雰囲気も最高ですし、家族経営なのかご夫婦やバイトの女の子の接客もハツラツとしてて気持ちがよく、素直によい店でしたよ。

 西武秩父駅から多少歩きますが秩父観光ついでにオススメです!ぜひ訪問いただきたい!

メニュー表のギャラリー

お店の基本情報

項目内容
店名焼肉ホルモン 一番館(秩父ホルモン 一番館)
住所埼玉県秩父市日野田町1-4-6
電話番号0494-23-6027
駐車場約15台
座席数約55席
定休日月曜日・第3火曜日
曜日営業開始営業終了備考 / ラストオーダー等
平日(火~金)16:0021:00L.O. 20:30
土曜15:3021:30L.O. 21:00
日・祝日15:3021:00L.O. 20:30

秩父焼肉ホルモン 一番館』への行き方

 西武秩父駅で下車します。

 踏切を渡って線路の反対側(西側)へ。

 住宅街をひたすら南に向かい、秩父上名栗線にぶつかったら左折。100mほど先にお店があります。

 西武秩父駅からの所要時間は徒歩約10分ほどでした。

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