
みなさまは名古屋発のB級グルメ「台湾まぜそば」をご存じでしょうか?
名古屋のご当地グルメ「台湾ラーメン」の派生形として2008年に名古屋市中川区高畑の『麺屋はなび』で誕生したのが元祖「台湾まぜそば」。辛いミンチ肉にニンニクやタレ、卵黄とモチモチの太麺を絡めたいわゆる「汁なしラーメン」。
つまり“台湾”の名前を冠してはいるものの台湾料理ではなく、れっきとした日本の名古屋生まれの料理。
そういえば東京に住んで以来、久しく食べてないなと思いだし、ネットで都内で食べられる本場の台湾まぜそばをリサーチしたところ、ヒットしたのが浅草橋の『麺屋まぜはる』。
前述の“元祖台湾まぜそば”『麺屋はなび』から独立した名古屋市北区の『らーめん まぜそば てっぺん』という店があるのですが、どうやらこの『てっぺん』で修業していたのが浅草橋『まぜはる』の店主さんらしい。

店表には白地に黒く丸っこいフォントで「麺屋 まぜはる」の文字。
著者は『麺屋はなび』は何度か行った事があるのですが、まず白地に黒の看板がよく似てるなぁと思いました(参考までに『はなび』の公式Instagramの画像を引用)。この辺りからも本場の「台湾まぜそば」が食べられそうな期待がビンビン感じられます!
『麺屋まぜはる』で注文したもの
・台湾まぜそばスペシャル ¥1370
・追い飯 無料
食券機制。現金のみでキャッシュレス決済は使用不能なので注意。
・台湾まぜそばスペシャル
・追い飯 無料

注文したのはいわゆる“全部盛り”の「台湾まぜそばスペシャル」。
太麺を茹でる調理工程に時間がかかるためか注文から着丼まで約15分ほど。この辺りは太麺のつけ麺専門店と同様で料理の特性上、多少時間がかかるのもやむを得ないと思います。




卵黄・辛肉ミンチ・ニンニク・ニラ・メンマ・白葱・刻み海苔・海苔といった数々の具材。

「天地返し」で丼の底からかき混ぜるように麺にタレをしっかり絡めていきます。

麺リフト、麺は埼玉県桶川市の丸富製麺製。モッチリとした豊かな弾力感のあるタイプですこぶる美味しい。
そして麺すするたび濃厚なタレが口に運ばれてくる。ミンチの肉のうま味、カプサイシンの辛味、ニンニクのスパイシーさ、ニラ・白葱の薬味感…それらを包み込む卵黄のマッタリ感。ジャンクさをも包含しつつ様々な味が混然一体となって合わさってガツンと味覚神経を直撃してきます。
そういえばむかし中京圏のローカルTV番組で元祖台湾まぜそば『麺屋はなび』の特集を視聴した記憶があるのですが、同店では麺を茹でる時に棒でかき混ぜてわざと麺表面の繊維を壊すことでタレが麺に入りこみやすくしているそうです。
『まぜはる』が同様の工夫をされているかは不明ですが、麺とタレの絡みの良さは元祖に負けず劣らずな感じがします。

チャーシューは表面をバーナーで炙ってあり角煮のようなトロトロ感と脂身の甘さがあります。
半熟卵もねっとり濃厚で美味でした。


終盤にさしかかりタレを少し残しつつ麺を完食。このタイミングで店の方に丼を渡し「追い飯」(無料)を注文します。
すると白ご飯を丼に入れて返してくれます。若干絵面は汚いですがレンゲでご飯とタレを混ぜて食べるとガツンとしたタレの味に白米の甘味があわさってギルティな味わい!
「まぜそば」から始まり「追い飯」まで満腹大満足な一食でした!
あとがき
以上、『麺屋 まぜはる』でした!
さすが「台湾まぜそば」の元祖『麺屋はなび』に連なる店で修業していただけあって掛け値なしの本場スタイルのモノが食べられました!
ちなみに店の場所は長岡生姜醤油ラーメンの有名店で食べログのラーメン百名店に選ばれている『青島食堂 秋葉原店』から徒歩3分くらいなので、余裕のある方は『青島食堂』&『まぜはる』で連食するのもアリだと思います。
ぜひお試しを。
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お店の基本情報
基本情報
- 住所:東京都台東区浅草橋4-4-5
- 最寄駅:
- JR総武線 浅草橋駅 西口から徒歩約5分
- 秋葉原駅(山手線 / 日比谷線 / つくばエクスプレス)から徒歩約8分
- 電話番号:03-3851-3851
- 座席数:カウンター10席前後
- 禁煙 / 喫煙:店内禁煙
- 支払い方法:現金不可・PayPay対応。クレジットカード不可。
営業時間
- 月曜:11:00〜14:00 / 18:00〜21:00
- 火曜:11:00〜14:00 / 18:00〜21:00
- 水曜:11:00〜14:00(昼のみ)
- 木曜:11:00〜14:00 / 18:00〜21:00
- 金曜:11:00〜14:00 / 18:00〜21:00
- 土曜:11:00〜14:30(昼のみ)
- 日曜:定休日
- 祝日:休業の場合あり(公式SNSを随時確認を推奨)
『麺屋 まぜはる』への行き方

JR浅草橋駅西口より下車します。

総武線の高架に沿って西(秋葉原方面)に歩きます。

清洲橋通りの一つ手前を右折し北に入ったところに『麺屋まぜはる』があります。
浅草橋駅からの所要時間は徒歩5分程度。秋葉原駅の昭和通り口からも徒歩圏内です。

