インド人老店主のガチな北インド料理@赤羽『バーワルチー』

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しポイント
・ガチンコの北インド料理
・ただ辛いだけじゃない複雑な風味

すすめのシチュエーション
・おひとり様で
・激辛好きな友人と
・エスニック好きな友人と

 「飲べえの町」として知られる東京都北区の赤羽。じつはこの町にインネパ系ではない筋金入りの北インド料理の店があるのをご存じでしょうか?

 店の名は『バーワルチー』。一見すると何の変哲のない外観であり、赤羽の飲み屋筋のひとつ「OK横丁」の真裏というロケーションもあって、およそ本格北インド料理の店とは分からない。

 入店するとインド人の老店主がおりアクセントまでナチュラルな日本語で「どうぞこちらに」と席に案内される。店主は終始物腰柔らかで穏やかな好々爺といった雰囲気の方でした。

目次

『バーワルチー』で注文したもの

・マトンマサラ ¥1500
・ダルパンジャビダルカ ¥1250
・ライス ¥350

※店内に写真は料理のみとの貼紙あり。

マトンマサラ

 ややドロりとした粘性のカレーにオイルが表面を覆っている。

 唐辛子系のヒリ辛さがストレートに伝わってくるタイプで相応に辛い。カレーの上には短冊切りにした生姜が乗っており、辛さの中に生姜の薬味感と清涼感が入ってくる。

 写真を撮るのを失念したが、マトンは骨を外したものが5~6個ほど入っており咀嚼すると羊肉特有のスメルとうま味が口中に溢れる。いい意味でマトンのクセ感をほどよく残した味わいだ。

 辛さに対してブロック状にカットしたトマトの甘味酸味、ピーマンの苦味が引き算となって中和している構成。

・ダルパンジャビダルカ
・ライス

 ヴラッド豆、チャナダール、ラージマ豆をバターとトマトで炒めたカレー。

 “パンジャビ”はおそらくインド北部からパキスタンに跨る一帯「パンジャーブ地方」の事でしょうね。こういう現地の味付けが都内で食べられるのは非常にありがたい。

 「ヴラッド豆」はレンズ豆に近いプチプチした食感、「チャナダール(ひよこ豆)」はペースト状でドロドロ、「ラージマ豆」は大きめでホクホクしている。

 ナッツ類に煮た甘味、クリーミーさ、マッタリ感といった豆類の素朴な味がメイン。スパイス感は穏やかで辛さも控えめ、細かく砕いたカスメリティの清涼感ある香りが薫ってくる。ほっこりとした豆の味がここまで前面に出てくるインドカレーって初めて食べた。先ほどのカレーとは打って変わりこれも美味だ。

 ざく切りのトマトの甘さや細くカットしたピーマンの苦味がほどよいアクセントになっている。

 ライスはターメリックで炊いたものにフライドオニオンが添えられている。米はいわゆるバスマティライスではなくジャポニカ種のようだ。

 ライス単体で食べると辛さはなく咀嚼すると滋味深いターメリックの風味がじんわりとしてくる感じ。カレーの個性を消さないザ・脇役な一品だ。

あとがき

 以上、『バーワルチー』でした!一般的なインネパ系のインド料理店と比較すると価格帯は割高ですが、本格的な北インド料理が体幹できる希少な店。

 じつはこの店、Googleマップの評価が3.3とやや低めで行く前は少し警戒していたのですが、店主の方も穏やかな方でしかも本格的な北インド料理が堪能できて楽しい訪問となりました。

 此処は何度か通って北インド料理への知見を高めたくなりますね。「居酒屋だけじゃなく実はインド料理もすごい赤羽」ぜひお試しを!

お店の基本情報

基本情報

  • 店名:バーワルチー(BAWARCHI)・インド料理/カレー専門店 
  • 住所:東京都北区赤羽1‑18‑2 石井ビル1F(JR赤羽駅東口より徒歩約1分、約199 m) 
  • 電話:03‑3902‑0448 予約可(ディナーのみ)
  • 席数:7席(カウンター2席)・全席禁煙

営業時間・休業

  • ランチ:11:30~15:00(L.O.14:30)
  • ディナー:17:30~21:00(L.O.20:30)、ただし売り切れ次第早仕舞いあり 
  • 定休日:火曜日 

決済方法

  • 支払い方法:現金のみ、カード・電子マネー・QR決済不可 

『バーワルチー』への行き方

 JR赤羽駅東口より下車。

駅前ロータリーから北(1番街)方面へ。

 線路沿いの道に『バーワルチー』があります。駅からの所要時間は徒歩約1分。

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