【早稲田『shizuku』】無冠から独立した女性店主の香草薫るイタリアンのような一杯!

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しポイント
・ジェノベーゼやハーブビネガーなど「洋」の要素のあるオシャレな一杯
・それでいてB級グルメとしてのガツン感もある
・明るい接客が好印象

すすめのシ好印象ーション
・おひとり様で
・ラーメン好きな友人と
・早大生に
・他にない変わったラーメンが食べたい時に

 今回は2025年5月、新目白通りにオープンしたラーメン『shizuku』さん!

 元々この場所は食べログのラーメン百名店『ラーメン巌哲』があった場所ですね。厳哲さんの閉店に伴い入れ替わりで開店したようです。店内のレイアウトも厳哲さんから受け継いでいる感じでした。

 さて『shizuku』の女性店主の綾乃さんは人気店『むかん 初台』や『無冠 阿佐ヶ谷』で店長を務めたのちに同店で同僚だった長谷川さんと共に独立。…それにしても最近の「むかん」グループは五反田や横浜、池袋などにも新店を出し勢いが凄いですね~

 『shizuku』は開店当初は昼のみ営業だったのですが、つい最近ディナー営業が始まったので仕事帰りに立ち寄ってみました。

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 なお『無冠 阿佐ヶ谷』も以前紹介しているので気になる方は上のリンク先からぜひご一読いただきたい。

目次

『shizuku』で注文したもの

・3種のチャーシューと味玉の塩らーめん ¥1300
・牡蠣和え玉 ¥400

 限定メニューにはSoupmen、むかん系列を彷彿とさせる牡蠣ペーストたっぷりの「牡蠣塩ラーメン」や「辛いラーメン」がありました。

3種のチャーシューと味玉の塩らーめん

 注文したのはいわゆる特製ラーメンの立ち位置にあたる『3種のチャーシューと味玉の塩らーめん』。食券を渡して5分ほどで着丼。ヌラヌラと照り輝く鶏油(チーユ)や薄濁りのスープが食欲をそそります!

 さっそくスープをひとくち、、、最初に感じたのは鶏油の尾を引くマッタリとしたリッチなコク。

 ガツンと脂が効いてるなぁ~と思った刹那、次に鶏豚の雑味のない芳醇な動物性成分がジワジワと効いてきます!カエシの塩ダレは尖りが少なくどちらかというとミネラルなどのうま味を多く含んでいて、あくまで動物性ベースの出汁を壊さないマイルドな風合いに感じられます。

 三河屋製麺製の中細ストレート麺。加水率低めでデフォルトで中芯部のみポキッとした食感を残した歯ざわり。

 ズバリ、『shizuku』さんの特長は味変が豊富なこと。

 味変アイテムその①:丼の中心部の「白髪ネギ」。上部にはブラックペッパーがかかっており、麺と一緒に食べると葱の辛味成分とペッパーのスパイス感が加わり一気に刺激的な味に変化。

 味変アイテムその②:大葉ペースト。スープにドボンと沈めると大葉特有の清涼感伴うハーバルな香りがスープ全体に広がります。

 どこかジェノベーゼにも似た洋の要素ある味わいです。

 味変アイテムその③:卓上の「ハーブビネガー」を丼に一回り分投入。すると酸味が加わるとともにガツンとした鶏油が酢で中和されてマイルドに。

 まるでイタリアンのような味つけは女性店主ならではの着眼点でしょうか?ユニークでありながらも鶏油や鶏豚の動物性成分などちゃんとB級グルメとしてのラーメンらしさを崩さない絶妙なアレンジ感が素晴らしいと思います。

 3種のチャーシューは「炭火焼型の肩ロース」、「ほろほろ腕肉」、「しっとり鶏胸肉」。

 炭火焼らしいスモーキーな風味の「肩ロース」、画像の通り箸で持ち上げると崩れそうな柔らかな「腕肉」、さっぱりと引き締まった食感の「鶏胸肉」とそれぞれキャラ立ちしていてハイクオリティです。

 何気に添えられた小松菜も朝採れのこだわりの品。葉物野菜特有の青っぽいフレーバーがガツンとしたラーメンの箸休めにピッタリですね!

 煮卵も卵黄がねっとりとした舌ざわりで満足感高めでした。

牡蠣和え玉

 やっぱりSoupmen・むかん系列なら牡蠣系のラーメンも食べたいよね、って事で連食で「牡蠣和え玉」を注文しました。

 400円とはいえフルサイズの麺と牡蠣ペーストもたっぷりでお得感があります。

 丼の下からしっかりとかき混ぜてペーストを麺に絡めて一口。濃ゆ~い牡蠣の磯の風味がダイレクトに口に伝わってきます。

 意外にも牡蠣特有の臭みなどはなく、それでいて牡蠣の純粋なうま味がガツンと来ます。たった400円でこの美味しさは反則級ですよ(笑)

 途中で味変で「ハーブバター」。丼に投入すると麺の余熱でみるみる溶けるバター。

 食べてみると、上述の牡蠣のうま味にバター特有の飽和脂肪酸のギルティな油脂感がマリアージュしてバカ美味いです(笑)ハーブの清涼感ある香りも良いアクセントになっていましたね。

あとがき

 以上、いま話題の『shizuku』を攻略してきました!

 総評としては“むかん”譲りの完成度の高いスープをベースにしつつも、ハーブなど「洋」の要素のある独特な調味料使いでオシャレでユニークな世界観を演出。それでいて鶏油などB級グルメとしてのラーメンのスタンダードは崩していない、店主の絶妙なバランス感とセンスの賜物と思える一杯。
 「牡蠣和え玉」はもはやバグと思えるほど価格に対する満足度が高かったです。

 店主の綾乃さんの物腰柔らかな接客も好印象で早晩、都内でも指折りの人気店になるんじゃなかろうかと著者は予測します。

 余談となりますが、この場所で2025年3月に閉店した『ラーメン厳哲』さん。

 大阪の豊中や梅田、若江岩田に展開する「麺哲グループ」の東京で唯一の店。…しかもちゃんと東京でも哲系列の限定メニュー「山」や大阪のご当地ラーメン“高井田系”をインスパイアしたブラック醤油ラーメンを出していた貴重な店でした。

 大阪のキタ勤務時代に東梅田の『大阪 麺哲』にお世話になっていた著者にとって、『ラーメン厳哲』は都内で大阪のラーメンの良さを感じられる数少ない場所だったので、復活を心待ちにしています。

メニュー表のギャラリー

お店の基本情報

項目内容
店名shizuku(しずく)
ジャンルラーメン
住所東京都新宿区西早稲田1-10-4
最寄駅都電荒川線「早稲田(都電)」駅 徒歩約3分(273-310m)。メトロ早稲田駅などからも徒歩圏内。
席数10席(カウンター席のみ) 高田馬場経済新聞+1
禁煙/喫煙全席禁煙

営業時間・定休日

項目内容
通常営業日水・木・金・土・日
定休日月・火(ただし、火曜日に「ゲリラ営業」あり。要SNS確認)
営業時間午前営業 11:00〜15:00 / 夜営業 18:00〜21:00

『shizuku』への行き方

 東京メトロ東西線の3b出口より下車

 早稲田通りを西に進み穴八幡宮前の交差点(馬場下交差点)を左折。

 早大南門通りを北上し大隈記念講堂を横目にさらに北に進みます。

 新目白通りにぶつかったらリーガロイヤルホテル東京の目の前に『shizuku』があります。

 東京メトロ早稲田駅からの所要時間は徒歩約10分ほど。都電荒川線の早稲田駅だと更に近く徒歩3分程度です。

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