駒沢大学駅のタイカレー専門店『ピキヌー』。
店主の山口茂さんは名店『メーヤウ早稲田店』で店長として務め、1999年に独立して下高井戸に『ピキヌー』をオープンさせ、後に現在の駒沢大学前に移転。
高い向上心で頻繁にタイにカレー修業する店主の絶品カレーの人気店で、その実力の高さから食べログのカレー百名店にも4度選ばれています。

店の場所が少し変わっており、スナックが入居していそうな古い雑居ビルの1階に。

ちょっぴりアングラ感のある独特な雰囲気。店内は店主夫妻の趣味なのか大量のCDが置いてありました。
「タイカリーピキヌー」で注文したもの
・グリーンカリー ¥1100
グリーンカリー

店主オリジナルの「カントリーカリー」と迷いましたが、初訪問につきメニュー表の一番上の「グリーンカリー」にしました。
メニュー表に何やら気になる説明書きがされており抜粋すると
タイカレーの中では、馴染みあるメニューだからこそ、これを食べることでビキヌーが他とは違うことがよく分かると思います。そういう意味でビキヌーの本当の入口はこれかもしれません。

具は牛肉、キャベツ、ピーマン、ナス。

ひとくち食べて驚いたのは「コク」。
本格的なタイ料理店のグリーンカレー(ゲーン・キャオ・ワーン)と比較すると表面のオイルが多めでヌルリとした舌ざわりとどっしりとしたコクがファーストタッチで感じられます。つづいてフレッシュバジルの爽やかな清涼感と、ココナッツの乳製品に似たまったりとしたまろやかさ。
…と、ここで青唐辛子のほんのり痛覚を刺激する辛さがグングンと追いついてきます。乾燥唐辛子とは異なる青唐辛子ならではの鮮烈な辛さ、後頭部の変なところから汗が噴き出してきます。
著者はそれなりに辛いモノ好きですが、それでも割と辛く感じました。
メニュー表を見るとグリーンカリーはこれでも辛さレベル「2」だそうで、辛さレベル「6」のチキンカリーや「7」の激辛カリーの辛さは想像もつきません…

薄切りの牛肉は柔らかく咀嚼すると旨味がにじみ出てきます。辛めのカレーなのでキャベツの甘味がよく合いますね。

ライスはタイ米ではなくお馴染みのジャポニカ米でした。

卓上調味料のナンプラー。薄くスライスした唐辛子がたっぷり入っており辛いのですが、熟成された深みのある魚のうま味が中毒性のある美味しさでした。
あとがき
以上、『タイカリーピキヌー』でした!
総括すると一番辛さレベルの低いタイカリーですらそれなりの辛くやや玄人向け感のある、しかし中毒性も高い独特なタイカレー専門店でした。
ちなみにメニュー表に載っていないサラダが人気らしく多くの方が注文されていました。ちゃんと下調べしてから訪問すればよかったと少し後悔…次回は必ずサラダを食べたいと思います。
メニュー表のギャラリー

お店の基本情報
📍 店舗概要
- 店名:タイカリーピキヌー(PICKEENOO)
- 場所:東京都世田谷区駒沢1‑4‑10 サエキビル1F(駒沢大学駅から徒歩約1分)
- 電話番号:03‑3422‑7702(予約不可、来店順の案内)
- 創業:1999年8月オープン、タイ料理店“メーヤウ”出身の店主が開業
🕒 営業時間・定休日
- ランチ
- 月・木・金:11:30〜14:30(LO)
- 土日祝:12:00〜14:30(LO)
- ディナー
- 月・木・金・土・日祝:18:00〜20:30(LO)
- 定休日:火曜・水曜定休
💳 決済方法
- 支払い方法:
- クレジットカード不可
- 電子マネー不可
- QRコード決済(PayPay)対応
- せたペイ
『タイカリー ピキヌー』への行き方

東急田園都市線の駒沢大学駅の駒沢公園口より下車。

国道246号線を西側に向かって歩き一つ先の角を右折。

店の入居する佐伯ビルに到着。駅からの所要時間は徒歩約1分程度。