東京の焼きとん界の“西の横綱”として知られる野方の名店『秋元屋』。

西武線や中央線沿線には『秋元屋』出身のもつ焼き店が数多くありますが、個人的にオススメなのが東中野の『丸松』。
松浦店主は『秋元屋』で長年勤めた後に2017年に『丸松』をオープン。
この店、開店時刻がやや変則的で火曜~日曜の15時からオープン。しかも人気店につき一回転目で入店を逃すと、そこそこ待つ場合があります。
この日も「鰻の寝床」のような細長い店内は開店直後から満席状態でした。
気温35℃、コンクリートの照り返しも厳しい熱波の中、開店前に並んで久々に『丸松』を楽しんで来ました!
『もつ焼き 丸松』で注文したもの
・がつ酢 ¥350
・串焼き ¥各170
・ちょこっとカレー ¥250
・生ビール 中 ¥650
・ホッピーセット 白 ¥570
・ナカ(焼酎) ¥320


がつ酢

ガツを酢と辣油で和えた一品。注文からすぐ提供されるスピードメニュー。
コリコリとした食感と辣油の辛味、酢のさっぱりとした爽やかな酸味。
まさに優秀な開宴のスターターだ。
串焼き

・れば
・あぶら
・しろ
・てっぽう
・つくね
・なんこつ


もつ焼きのトップバッター『れば』。比較的大ぶりのレバーが使われている。
大粒で水分を飛ばし過ぎないレバーのしっとり感を活かした絶妙な火入れ。粗めの塩とレバーのビター感の組み合わせも最高の一品。


続いて次鋒は「あぶら」。こちらはタレ焼きですね。
ジューシーでジャンクな背徳感ある脂身と塩味のキレのよく引き締まった風味のタレのコンビネーションが秀逸。


続いて「シロ」。こちらもタレ焼きです。
表面はパリッと強めに炙って香ばしさも出しつつ、内側はヌルッとしたシロ(小腸)らしい食感。


逆三角形のマッチョな形をした「てっぽう」。こちらは味噌ダレになっています。
師匠である『秋元屋』の伝家の宝刀といえば「味噌ダレの焼きとん」ですが、この『丸松』にもしっかり受け継がれていますね。
なかなか噛み切れず飲みこむタイミングに少々迷うコリコリとした強い弾力感に、まったりとした味噌のコクと塩分がマッチ。
…やっぱり『秋元屋』系譜の味噌ダレはたまんないなぁ~


続いて「つくね」。店の方が大鍋に入った大量の「つくね」を下処理する様子が凄くてつい注文してしまいました(笑)
歯を入れるとホワホワとした食感で胡椒のピリリとした辛味がアクセントになってますね!


最後は「なんこつ」。塩焼きです。
コリコリとした歯ごたえのある食感と、かみ締めた時の風味豊かさも兼ね備えた一品。
ちょこっとカレー

いわゆる「カレーのあたま」。
量こそ少ないのですが野菜を煮詰めてドロドロにしたルウで濃厚な味。焼酎に合わせても力負けせず、まさに「酒のアテ用のカレー」といった感じです。
…ちなみに西武線沼袋の同じく秋元屋系の焼きとん『たつや』にも「もつカレー」というカレー系のメニューがあったりするんですよね。
あとがき
以上、『もつ焼き 丸松』でした!この日の会計は3200円ほど。3年ぶりの訪問でしたが相変わらず安くて美味しくて最高でした!
いちおう中央線沿線に6年住んだ者として言わせてもらうと、秋元屋出身の店は数あれど『丸松』さんは中でもかなりオススメだと思いますよ!
常に満席なのがネックですが、気になる方は開店時刻狙いで訪問してみてくださいね。
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お店の基本情報
📍 基本情報
- 住所:東京都中野区東中野1‑56‑4 第一ビル1‑D
- アクセス:JR中央線/総武線 東中野駅西口より徒歩約30秒、大江戸線A1出口から徒歩2分
- 電話番号:03‑5338‑4039
🕒 営業時間 & 定休日
- 火〜土:15:00‑22:00(L.O.21:00)
- 日曜:15:00‑21:00(L.O.20:00)
- 定休日:月曜および最終日曜日(ただし臨時休業などはX(旧Twitter)で最新の営業情報を要確認)
💴 予算・席数・支払い
- 平均予算:約3,000円(目安3,000〜3,999円)
- 席数:全17席(カウンター13席・テーブル4席)
- サービス料:席料110円(チャージ)
- 支払い方法:現金のみ(カード・電子マネー不可)
『もつ焼き 丸松』への行き方

JR東中野駅の西口より下車します。

駅の南側の道に出ます。

まいばすけっと東中野1丁目店のはす向かいに『もつ焼き 丸松』があります。
東中野駅からの所要時間は徒歩で1分かからない程度の至近距離です。