
高田馬場駅ロータリー前にそびえるF・ビル。
1971竣工と既に半世紀を迎える商業ビルで、
同じく駅前のBIG BOXと共に馬場のランドマークとして長らく存在。

地下階にはラーメン、中華、魚介、居酒屋、イタリアンなどの飲食店街が広がっており、近隣の早大や専門学校の学生やサラリーマンで平日・休日問わず賑わっています。

本日紹介する広島出身の店主が営む「倉はし」は食材を広島から仕入れる本格派の広島お好み焼きの店。
2018年には食べログでお好み焼き百名店に選出。姉妹サイトの「ピザマガ」で紹介した荻窪「オカピート」すぐそばに支店があります
https://oshi-china.com/ogikubo_okapito

平日の17時~19時はハッピーアワーでビールなど一部酒類が半額で久々に行ってみました。
「倉はし」で注文したもの
・生ビール ¥630 ⇒ 半額¥315
・角ハイボール ¥550 ⇒ 半額¥275
・広島漬け物の三種盛り ¥730
・肉玉そば ¥1080
・(トッピング)イカ天 ¥280
・(トッピング)そばW ¥180
お酒類


まずは平日ハッピーアワー半額のハイボールやビールを楽しみます!
めっちゃお得ですね!

つき出しはタケノコや油揚げ、ネギを辛味和えしたもの。意外とボリュームがあります。
広島漬け物の三種盛り

・広島菜
・キムチ
・ワサビ漬け

広島市北部で古来より栽培される「広島菜」。
感覚的には野沢菜より少し浅づかりで塩辛さ控えめの食べやすい味わいです。

白菜キムチではなく、いわゆる韓国の菜の花のキムチ「ユチュギムチ (유채김치)」でしょうか?
乳酸発酵があまり進んでいない酸味のない穏やかな味わいと辛味が引き立つ。

最後はわさび漬けです。かみ締めるとツンとした刺激があり涙が出そうになります(笑)
肉玉そば


カウンター席目の前の鉄板で焼かれていくお好み焼き。
宇宙の創生:ビッグバンのように“無”の状態の無機質な鉄板の上にクレープ状の生地が生まれる所から始まり、そばを別々に焼き茹でた麺やキャベツと合体。
広島のお好み焼きが出来上がる所作って美しいし観察するのはいつも楽しい。

仕上げにソースを塗って青海苔をふりかけ完成。湯気に乗って揮発したソースのツンとした香りが鼻をつく。

そばはW(ダブル)で注文。ボリュームがあります!
何気ないところですが店側で切れ込みを入れてもらうか、自分で切るかチョイスできるのは素晴らしい気遣いですね。
ふっくらとした生地で美味。鉄板と密着した部分はパリパリに。ソースの焦げた風味も香ばしく、これはこれで大変美味。
「いか天」をトッピングしたのが大正解で、生地にイカの風味が乗り移って美味しさに輪をかけてきます。
王道の広島お好み焼きといえば「磯野製麺」
たとえるなら首都圏の王道の家系ラーメンの名店で「酒井製麺」が採用されるおうに、本格的な広島お好み焼きの店の多くで磯野製麺の生麺が使用されています。
磯野製麺を使う店では「こだわりの生麺つかっとるけぇのぉ」という幟が掲げられている事が多いのですが、「倉はし」は幟なし。
磯野製麺かは不明ですが、「倉はし」は広島から仕入れた生麺を使っているらしく、鉄板で焼かれてももっちりと瑞々しい食感を表現している。

実は広島のお好み焼き店では「カープソース」、「オタフクソース」、「みっちゃんソース」の三種がシェア争いでしのぎを削っているのですが、「倉はし」ではカープソースが使われています。
カープソースといえばソース味の奥底に感じるスパイスの辛味が特徴でお酒にもよく合いますね。
“追いソース”をして楽しみましたが、できればマヨネーズも付けて欲しかったかな。
あとがき
以上、「倉はし」でした!
やはり久々に食べると広島お好み焼きは大変美味しいですね。
リーズナブルなハッピーアワーや本格派のお好み焼きの魅力ももちろんのこと、「がんす」や「花ソーセージ」など広島の郷土料理も多数あり。
広島出身の方にもきっと大いに満足いただけるだろう。
ぜひお試しを
メニュー表のギャラリー





お店の基本情報
住所:東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビル B1F(ドン・キホーテ地下)
アクセス:JR・東京メトロ・西武新宿線 高田馬場駅より徒歩1分
営業時間:
- 月〜金:11:30〜14:00、17:00〜23:00(L.O. 22:00)
- 土日祝:11:30〜23:00(L.O. 22:00)
定休日:不定休
電話番号:03-3208-3600
座席数:約30席(カウンター席あり)
支払い方法:現金、クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPay
公式サイト:kurahashi.hp.gogo.jp